ペダリング考察:たまには筋肉について真剣に考えてみよう会議

ペダリング考察


思えばここ数年はペダリングをいろいろ試しながらの試行錯誤の日々でした。

子どもが生まれてから週末は基本的に家族サービスになり、圧倒的に練習時間が足りない中で、いかに質と内容を高めるかというのが課題でした。

ヒルクライムやタイムトライアルではペダリングの仕方を変えたり、サドルに座る位置を変えたり、使う筋肉を変えたりしながら、どのようにしたらペダリング効率だけでなく筋肉効率、ひいては身体効率を高められるかを考えながら走っていました。

ペダリング効率を考えると切っても話せないのが筋肉の話です。

ということでまずはアメリカの筋肉事情(なんじゃそりゃ)からご説明していきたいと思います。

アメリカの筋肉雑誌


この世に筋肉雑誌はいろいろあれど、ボディビルディングの聖地でもあるアメリカほど筋肉雑誌が充実している国はないと思います。

その中でも筋肉雑誌は大きく分けてフィットネス系とボディビルディング系に分けることができます。

簡単にいうと、フィットネス系は細マッチョ、ボディビルディング系はガチムチマッチョです。

細マッチョといってもアメリカ基準の「細マッチョ」は日本でいうがっしりマッチョくらいの肉感であると思っていただきたい。

私の場合、日本ではMサイズの服を着ていましたが、アメリカではもっぱらSサイズです(でもヘルメットだけは常にLサイズですが・・・)。

ゆえに、日本の「フィットネス誌」のターザンに出てくる欧米人モデルなんかは、アメリカ基準では細マッチョどころかむしろ「もやし」扱いでしょう



フィットネス誌代表?のMen's Fitnessのモデルはこんな感じ。




フィットネス誌


フィットネス誌はハードコアな内容は少なく、筋肉そのものよりも健康的な体や食事といったものに焦点をあてたものが多いのが特徴です。

アメリカの筋肉マンから言わせれば、日本のターザンはアメリカのフィットネス誌をさらに軟弱にした感じになってしまうでしょう



American Media, Inc.という雑誌社が発行しているMen's Fitnessは発行部数も多く、イギリスやオーストラリア、ロシア版も各国で出版しているほどです。

モデルはそれなりにマッチョですが、むしろ筋肉よりもイケメン部分を重視してる感があるのが残念です。



こちらのFitness RxはRx(処方箋)という名が示す通り、Fitnessと健康的なイメージを組み合わせています。



フィットネス誌は健康系雑誌と被る部分も多く、Men's HealthなどもHealthのタイトルが強調されてますがフィットネス誌に分類することができます。ただやはり筋肉偏差値よりも顔面偏差値が重視されてる感があります。



日本の基準からいえばかれらは十分なマッチョなのでしょうが、腹斜筋に脂肪が多くパンプが足りなかったりと、ジェイカトラーと比べればその差は歴然で、筋肉ソムリエ(にくそむりえ)としてはがっかりな感じです。



このブログを見てる方はむしろハードコアな方が多いと思うし、「そんなことはいいからもっと筋肉(にく)を見せろ!」という怒号が聞こえてきそうですので、フィットネス誌の紹介は早々に、ボディビルディング誌の紹介に移りたいと思います。

ボディビルディングまではちょっと・・・誌


その前に、ボディビルディング誌より少しソフトな系統として、同じくAmerican Media, Inc.から出しているMuscle & Fitnessをご紹介します。



こちらはFitnessの単語が入っているとおり、フィットネス誌の要素も帯びたボディビルディング誌で、ガチムチというよりムチって感じです。

ガチムチを目指す人には物足りないかもしれませんが、ムチやムチチ、ムチムチを目指す人には良い選択肢になるかもしれません。

ソーセージでいうならポークビッツはあれだけど、ボンレスハムもちょっと・・・という感じでしょうか。



そんなどっちつかずのオトメゴコロを叶えてくれるのがこのカテゴリかもしれません。



いや、そんな中途半端は嫌だ、俺はとにかく筋肉が欲しいんだ!という方にはやはりこちら・・・

ボディビルディング誌


みなさまお待ちかねのボディビルディング誌になりますが、まずはこのMuscular Development

フィットネス誌が醸し出していたイケメンの雰囲気はもはや無くなっています。



さらに同じくAmerican Media, Inc.から出しているハードコア筋肉誌のFLEX



表紙を見比べただけでフィットネス誌とは一線を画することがわかります。

血管の浮き出し方がすごい。

サイクリング界でこれに対抗できるのはジョージ・ヒンカピーの脚くらいなものでしょう・・・。



見るからにガチムチです!!



むしろガチガチです!!



まるでしゃぶりつきたくなるような内側広筋です!!





舐めまくりたくなるような大腿二頭筋です!!!





そのヒッティングマッスルはまさにリアル範馬勇次郎!!!










0 件のコメント :

コメントを投稿