Greenwood Lake一周ライド

キャンプ三日目。最終日。

昨日は6時半に出発したところ暗すぎてダウンヒルが危なかったので、余裕を見て7時ごろ出発。昨日より少しは明るくなっている。



出かける前にパンを食べるが、実はこのパン、既に購入から8日が経っており、冬場とはいえかなり危険であった

昨日友人のiPadから転記させてもらったキューシートを持って、近くにあるGreekwook Lakeを一周する。といっても距離は約30キロなので、小径車のブロンプトンと山道であることを除けばたいした距離ではない。



山道を下って別の山を越えると湖岸に出る。

日の出前にGreenwood Lakeに到着し、一周モードに入る。

上のGoogle Mapで、湖真ん中を横切る点線が見えると思うが、実はこの湖、ニュージャージー州のPassaic Countyと、ニューヨーク州のOrange Countyに跨るInterstate Lakeなのである。そのため、同じ道を走っていてもニューヨーク州に入ると道の名前が変わる。



ちなみに、湖の周りを一周だから、一周中のアップダウンはあまりないと油断していたら、東側の湖岸(標高差がない部分)は人家が並んでおり、道はそれを迂回するように山肌を突っ切っている。



各山ごとにアップダウンが続き意外ときつかった。というか平坦区間がほとんどなかった。



そのうちやっと湖のすぐ側を走る道になった。



まだ日の出前だが、昨日に比べて雲が多いため綺麗な朝焼けは拝めそうにない。



湖は凍結し、その上に雪が積もっているため青白い透明ではなく、白い湖となっている。もしかしたらこのまま突っ切って反対側に渡れてしまうのではと思うほど。まあ万一割れたら死亡は免れそうにないので実行はしなかったが。



と、走行していると、初日と同じくウォーターボトルを落とさないためにダウンジャケットの前チャックを全開にして走っているためか、体正面が寒さで痛くなってくる。ここまで来ると既に寒いという感覚はなく、ただ痛いという感覚になる



ふと山側を見ると山肌が凍って氷山のようになっている。ちなみにこの朝の気温はマイナス8度。草木も凍る温度である。



さらに進むと不思議な光景が。ミステリーサークルのように氷結している湖の中央部が丸く水になっている。つまりそこだけ凍りきっていない部分なのだ。それが何個かできているから綺麗だ。せっかくなので写真を取ろうと携帯を取り出すと・・・。

電源が切れている・・・。

ここでやっと判明した。

初日もそうだったが、Nexus Oneは、おそらくマイナス5度~8度の外気に1時間以上晒し続けると、自動防衛機能かなにかなのかはわからないが、自動で電源が切れてしまうようなのだ。

このときも何度再起動しても自動でシャットダウンしてしまう一方、キャンプ場に戻ったあとに両手で暖めてから起動したら大丈夫だったので間違いなく温度の問題なのだと思われる。


しょうがないので写真はあきらめて走行に専念する。

Village of Greenwood Lakeを通過して復路へ。湖の西側を走る。西側は幹線道路が走っているためアップダウンも少なく走りやすい。

が、朝の気分をぶち壊す気持ちの悪いものを見てしまってゲンナリ。白色に反転して見えないようにしておくので(読まない方をお勧めしたいが)読みたい方はどうぞ。

まず目に入ってきたのは、路肩に捨ててあったコン○ームが被さったキュウリ。こんなところに捨てていくなと。路肩を走る自転車にとってこんなものを踏んでしまった日には最悪である。自分は横目に見ただけだったが、見ただけで透き通った朝の気分を悪くする。

次に強烈だったのが、我々に馴染みの深い小動物の死体。小動物の轢死体自体はよく見かけるのだが、今回は、前日夜にキャンプ場で同種のペットとじゃれあっただけにきつかった。さらにまだ死んですぐなのか、カラスが二匹たむろして腸を引っ張ってえぐり出している。早朝の静かな山の中、雪で真っ白に染まった景色の中に浮かび上がる真っ赤な内臓が嘔吐感を込み上げさせる。実際に吐きはしなかったものの、胸糞悪くなるとはまさにこのことである。確かに弱肉強食は自然の掟であり、カラスが獲物を漁る光景も大自然の事実なのだが、そもそも小動物が轢死した原因は人間にあるというのがまた嫌なものであった。


そんな悲惨な光景を見ながらもライドは終盤。

湖一周を終え、キャンプ場の山に向かって今の山をダウンヒル。

重量のあるブロンプトンだからダウンヒルはスピードが出ると思いきや、そこはやはり小径車。転がり抵抗の高さからか、やはりダウンヒルでもスピードは伸びず、それでもマイナス8度の気温の中で体を凍てつかせるには十分なダウンヒルだった。

凍った体から力を振り絞って最後のアップヒル。そしてキャンプ場に到着。

すぐにシャワーを浴びるが、なんと暖かいお湯がでず、水とお湯の中間の温度くらいにしかならないのだが、このまま汗をかいたままいるのはもっと体に悪いので、我慢しながら微温湯シャワーを浴びて体を暖かくする。というか真冬の山の中でシャワーのお湯が出ないって・・・

そしてキャンプ最終日再開。朝食にシリアルとフレンチトーストをしっかり食べて栄養補給。というかこのキャンプ場、最後の最後まで肉が1つもでなかった。ソーセージもなければベーコンもなし。シリアルにパンケーキにピザトーストにフレンチトースト。めちゃくちゃ炭水化物漬けである。

腹を満腹にしたものの、昼頃に一気に腹が痛くなってくる。

最初食べすぎかと思ったがそうではないらしい。

あまりの痛さにトイレに篭っているといつのまにかキャンプ終了の時間。

ブロンプトンもハンドルを持って転がしながら車へしまう。



キャンプ場を後にするときにキャンプ場のオーナーから「ところで自転車で来たツワモノがいたが誰だ」と聞かれ、「それは自分だ」と答え、何時間かかっただのという会話を少々。

そして腹を押さえつつ友人の車に乗っけてもらい自宅へ戻る。

自宅到着後すぐにトイレへ行って、力尽きてベッドへ。この病気の真相&顛末については次回に掲載。


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