■これまでの変遷と経緯
以前の繰り返しになっても冗長なので、まずは以下、レースを始める前にまとめたトレーニング変遷をご参照いただきたい。
・トレーニング変遷
2010年の2月、もともとファンライドでセンチュリーライドを走ったりした後でサイクリングイベント以外にも挑戦してみたいと思ってレースをチェックしてみたが、当時の自分では実力が足りずトレーニング期間が必要であった。
2010年2月9日:レースをチェックして現状の自分では無理と判断
2010年2月10日:タイムを縮めることに。レースを走れることを目指す
一方で、エンジンを鍛えるにあたり、ブルベへ参加をすることに。
2010年2月22日:ブルベへの参加を決める
ところが200kmのブルベで橋の欄干に衝突してしまう。
2010年4月18日:肋骨損傷ブルベ
ここでも家族とひと悶着あり、長く家を空けるようなブルベは控えざるをえなくなり、次の主戦場としてレースに集中することに。
2010年5月30日:ブルベ禁止令を受けてレースに
そしてレースに出るには実力不足で千切れること必須であった頃から2年が過ぎ、当時は雲の上に思えたレースの速度だったが、それ以上の速度でレースをするまでになった。
2012年3月9日:セントラルパークでの周回タイム確認
が、クラッシュの連続で再考を迫られることになったのは前回エントリした通りである。
■クラッシュの副次的デメリット
ちなみに、前回書いた怪我のリスクに加え、クラッシュには以下のデメリットもある。
まずバイクやパーツの消耗である。ホイールが振れる程度であれば振れ取りすればなんとかなるし、スポークが折れるのもまだ良いほうだが、ホイールが使い物にならなくなったり、フレームが折れたりといったこともあり、精神的にも経済的にも打撃は大きい。
自分は幸いフレームやホイールの損傷はないが※、クランクやディレイラーに傷がついたり、ビンディングシューズのコーティングが剥げたり、クリートが割れたりしている。(※その分、自分の体で衝撃を受け止めてるところもあり複雑な心境ではあるが…)
クレートが割れるだけくらいであれば買い換えるにしてもたいした金額にはならないが、Dura-AceのパーツやSIDIのシューズは決して安いものではないので負担もばかにならない。
自転車もパーツもチームが用意してくれて専門のメカニックがついているプロとは違い、ホビーレーサーにとってはそれもリスクの一つである。
また、医療費もばかにならない。クラッシュでかかった各種医療費(総合医、眼科医、X線、整体等)は医療保険適用後でも10万円を下らない。これも家族からしてみれば、「(レースに出なければ)払わなくてもいいお金を払ってる」状況であり、家計の無駄遣いになるかもしれない。
さらに最も辛いデメリットとして、直接的な怪我だけでなく、回復期間において通常練習ができないことによるパフォーマンス低下もある。たとえば1ヶ月乗れないと、落ちてしまったパフォーマンスを取り戻すのにそれ以上の時間がかかる。
今年はシーズン開始時の怪我で大幅なパフォーマンス低下を余儀なくされ、トレーニングログを見ても未だにオフシーズン時のパフォーマンスより劣ってしまっている。
自転車はエンジンが全てなだけに、エンジンの劣化はこれまでの努力が水泡に帰すようでそのショックは大きい。
ということで、今後の方針としては「レースのように自分や他人と競えるが、深刻なクラッシュのリスクが低いもの」を選択していきたいと思う。
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