到着したころには、すでに結構車が止まっており、けっこう人気あるベロドロームだなぁと思っていた。
空を見上げると飛行機が。
ラガーディア空港かJFKから飛んでいるのか…、
と思いきや、これはラジコン飛行機で、先程の車はラジコンを飛ばしにきている人たちのものであった。
ということで、ベロドロームにいる自転車は(後述)自分達のみで、貸し切り状態。
ちなみにこのベロドロームはアメリカでは珍しい400mバンクである。国際大会は通常屋内250mmバンクで、日本では伊豆ベロドロームが屋内250mmバンクとなっている。(ベロドロームの一覧はこちら)
チームメンバーから今回お借りしたピストがこちら。(Kさん、ありがとうございました!)
初ピストということで走り始めるとやはり違いを感じる。いや、最大の違いは止まるときの違和感である。バックを踏んで速度を殺しながら止まるのは単にフロントブレーキで完全停止させるロードバイクとは違う。しかもバンク走行用に重いギアを積んでいるため踏み始めも重い。
といってもバンク走行で、頻繁にストップ&ゴーをするわけでもないので問題なし。走り始めるとそれほど違和感は無くなった。
ちなみに他のメンバーも4人集まってそれぞれ自前のピストを持ってきている。
うーん、これは自分も欲しくなってしまう…。
最初は各々バンクを慣らし走行で走る。
誰でも自由に入れるところがこのベロドロームのいいところだが、屋外ということも相まって路面がトラックにしては悪かったり、今日も雨模様で濡れてしまっていたりする。
さらに犬を散歩させている人がいたり、スプリンターレーンを普通に歩いているおっちゃんがいたりと、さすが自由の国アメリカだなぁといったところだが、それはそれでルールの中での自由なので困ったものである。
ライン走行をした後に、もがくためのセントラを実施。といっても、歩いてるおっちゃんを避けながらだったりするので正式な記録会にはほど遠いものではあるが…。
初めてのピストかつ54cmのフレーム(今自分が乗っているTrek Madone 6.9 Proは50cm)ということで慣れていないというのはあったにせよ、乳酸があふれ出すくらい追い込むことができて満足。
あの脳天に酸素が再灌流する感覚は無酸素運動強度ならではである。
ちなみに初めてなので仕方なかったのかもしれないが、これまでの自分のトレーニングとは全く逆の追い込み方であった。
通常のヒルクライムトレーニングでは、勾配に合わせてギアチェンジを行い、トルクを上げる場合もケイデンスは一定でギアを重くしていた。
が、ピストは固定ギアのため、ケイデンスをひたすら上げていくしか加速する手段はないし、高回転ケイデンスをキープする必要がある。
最近は高回転練習は全くやっていなかったので明らかな準備不足であった。
というかこれで自分のピストを持ったら、いろいろセッティングしてトラックにもハマっていってしまいそうで怖い…。
ピストも面白そうですね(・∀・)
返信削除自分はまだ乗ったことがないのですが、力がダイレクトに伝わる分一体感が凄いらしいし。
自分の環境だと乗ることの出来る場所が殆ど無いのが悩みどころですが。
日本では「バンク」などと呼びますが、それに比べると随分カントが低いですね。
返信削除初めてならこちらの方が恐怖心なく挑めそうですが、一方でペダルをかかないか心配してしまいます(もちろんピストはロードとは違うジオメトリなので大丈夫だと思いますが)。
屋内の250mはすごいですよ。
距離が短く、グルグル回るため、初めて走った時は今自分がホームとバックのどちらにいるのかわからなくなるほどでした。
恐怖心を乗り越えれば、あとはスピード感に病み付きになること請け合いなので、機会があればぜひ。
ピストはロードにはない感覚があって新鮮でした。とくに車道とは違うバンクをひたすら走るその感じはまた一興ですね。私もNY市以外だとベロドロームが近くにないのでピストをするなら自動車で積んでいって走るという感じになるでしょうか。
返信削除たしかに競輪でもアクシデント等でバンクの途中で失速して傾斜で転倒という光景もみかけるのでカントは随分違いそうですね。
返信削除屋内の250m、一度走ってみたいです。オリンピックや世界選手権ではいつも見ますが、本当にジェットコースターのような感じですね。まあ自分の場合そんなに速く走れないですが(笑)