香港旅行第十二回:海洋公園



ついに香港最終日・・・。

今朝も馬鞍山に雲がかかる。



朝起きて窓から下を見下ろすと



吸い込まれそうなこの景色。



バスに乗って金鐘までいく。






金鐘に到着。



香港の100万ドルの夜景を象徴する中國銀行ビル。



金鐘のバスターミナルで海洋公園行きのバスに乗る。



海洋公園のチケットはここでも買えるし、海洋公園に行ってからでも買える。



相変わらず喉が痛く、微妙に熱も出てきてすでに帰ってゆっくりしたくなるが、自分ひとりだけの予定ではないので気合を入れてバスに乗り込む。

ちなみにこの時点から周りには中国語を話す大陸人ばかり・・・。嫌な予感がしていた・・・。


海洋公園に到着。



今はまだバスとミニバス(か、タクシー)しか交通手段がないが、MTRが開通するようですでに駅の準備がされている。



海洋公園のエントランス。



大音量で音楽が流れておりテーマパークの雰囲気があたりを包む。



熱い気候にテーマパークということで以前行ったフロリダのディズニーワールドを思い起こさせる。



一方で体の倦怠感は増すばかりで、同行者とやっぱり入るのやめないかと話すがせっかくなのでやはり入ることに。



入っても自分はゆっくりすればいいと思っていざ中へ。



ちなみに事前に調べたところによると、入るといきなり目の前にある水族館にみんな行ってしまうところだが、そうすると混むので逆に一番奥から戻ってくる順番で行く方がスムーズに回れるらしい





自分たちもとりあえず水族館は避けて奥へ。








ちなみに園内のミネラルウォーターは激高。馬鞍山の4倍近くの値がしているので自分達は事前に用意してきている。



食べ物は少しは高い物のそこまでぼったくりじゃない。



まずはオールド香港という香港の古い町並みを再現したエリアへ。





香港好きな自分としてはけっこう期待していたのだがあまりたいしたことない・・・。








体調不良に加え、小さい子どもを担ぎながらということで体力の消耗も激しく、座っては歩き、座っては歩きを繰り返す。



休憩がてら待ち行列がないメリーゴーランドで座って風を受けながらゆっくり。



そして海洋公園の一番のウリといっても過言ではない山頂へと続くケーブルカーがなんと運休中。







しょうがないので先へ進む。



お次はアジアンな動物園。



海洋公園の次のウリといっても過言ではないパンダ館。



そう、なんと海洋公園にはこのときは4匹もパンダが・・・。



このパンダ館には樂樂と盈盈という2匹がいたのだが・・・。

1匹は奥にいるのか見れず、もう1匹はお尻だけという微妙な状態。保護色のようだが写真中央の木の根元右側にいる少し茶色がかった物体がジャイアントパンダ。



でもレッサーパンダもかわいいので代わりに癒される。







ショーをやっていたり、



香港ならでは?の金魚館があったり。









さらに奥に進むと・・・。



このとき初めて知ったのだが、もうすぐハロウィーンということでドラえもんのハロウィーン展をやっていた。



ここぞとばかりにドラえもんのオブジェを写真に撮りまくる。















ボールを穴に入れるゲームもやって、



ドラえもんのハロウィーンバージョンぬいぐるみをゲット。



そして列車に乗る。



そう、海洋公園は入り口側の海濱樂園と



山頂側の高峰樂園に分かれており、



それぞれのエリアはケーブルカーか列車で移動するのである。



列車に乗る前に記念写真を取られる。

果たして列車を降りた山頂駅に出ると、撮った記念写真を買わないかとキャッチセールス。







ディズニーワールドでも、テーマパークではどこでもあるこの光景で、自分は普段はめったに買わないのだがこのときばかりは違った。

なんと全体の記念撮影だけでなく、水晶に写真を入れて待ち構えているのである。



しかも、水晶の中に入っていたのは全体写真ではなく、子どもの顔のどアップ・・・。

「ほらー、水晶の中にお孫さんがいますよー」なんて言われちゃ日にゃおばあちゃんは買わずにいられない。

孫を使った姑息な手を使いおってと思うが、親としても子どもの無垢な顔が入った水晶をその場に残して去るのは忍びなく・・・。もちろん買わなければすぐに取り替えて何事もなかったように次の客の写真を入れ、子どもの写真はゴミ箱行きのわけだが・・・。わかっちゃいるけど買わずにはいられないのであった。


ちなみに山頂エリアはいわゆる遊園地エリアで、ジェットコースターを始めとしたアミューズメントパークになっている。







まずはイカ焼きを食べながら体力回復。





ここでも大量の大陸人に囲まれながら絶叫マシーン(というほどでもないが)をこなしていく。

ちなみに同じ色の帽子を被っている人たちは大陸から来た団体客。



絶叫マシーン自体は、フロリダで味わったユニバーサル・オーランド・リゾートのものに比べれば刺激は少なかったが、一方で山頂にあるという立地を活かした絶景はすばらしく、香港の海と離島が逆さまになったりといった景色を次々に味わっていくのは爽快であった





















南極と北極をテーマにした水族館もあるがむしろ冷房が気持ちいい。









次に水路をボートで下る(びしょびしょに濡れる)アトラクションに並んでいると・・・。

大陸のおばさんたちが横を普通に通過していく。

最初はまさかと思ったが、これが世に聞く「順番待ちをしない大陸人」のことか・・・。

大陸の人のための名誉に言っておくと、大陸から来た人でも並ぶ人もちゃんといて、自分の目の前では大陸人同士で言い争いが発生していた(やるなら大陸でやってくれという気もするが)。

前回の旅行時に深圳の羅湖で見かけた「駅で子どもに立ちションベンさせる親」もしかり、こんな光景が繰り返されてたら香港人が反中デモを行うのも納得がいく。

香港で返還記念日に反中デモ、過去10年で最大規模か


そんなこんなで、8人乗りくらいのボートに大陸のおばちゃんたちと相席することになったのだが、アトラクションを楽しみたいという気持ちは彼女たちも同じ。このアトラクションは同じボートに乗った人たちは運命共同体で一緒に楽しむ。ビショビショに濡れて戻ってきたあとで写真を撮ってくれといわれ写真も撮ってあげたり。マナー云々の問題はあるが同じ水を被った間柄として憎む気にもなれず、微妙な心境であった。



まだ半分ほどしか回れてないが、時間も押していたので列車で麓に戻る。

最後に四川パンダ館に入る。



ここには安安と佳佳という2匹のパンダがいたのだが、2匹とも奥で就寝中ということで、モニターに移る寝姿を見るだけにとどまった。





入り口近くにある麓の水族館には結局時間切れで入れず。

さらば海洋公園。

金鐘に戻って力宝中心(別名コアラビル)の隣にあるバスターミナルから馬鞍山へのバスに乗る。



が、体調が悪く本格的な風邪に突入し始めたので馬鞍山で薬を購入。



ヒルクライムレースまで中2日。

これからは観光モードを終えてコンディション調整モードに入っていくのであった。


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