マラソン大会の追憶
いやぁ、小学校のマラソン大会とかで、スタート直後なのに、なぜかラストスパートかけてるやつっているじゃないですか。
校庭を出るまで先頭を爆走していて女子とかにはウケがいいんですが、かっこよく出て行ったと思ったら帰ってくるときは影も形もないっていう・・・。
単なる目立ちたがり屋なのか、ペース配分という言葉を知らないのか、ああいうのは見てるこっちが恥ずかしくなりますよね。
え?誰のことかって・・・。
そうです、今回の私のことです・・・。
6回目のハイポイント
今シーズン第2戦はニュージャージー州最高峰の山を上るヒルクライムタイムトライアル。
自分が走っている中では一番出走歴が多く、6年連続の参加で、今回で6回目。
コースは山の麓から頂上まで。
そんなハイポイントはコースもペース配分も知り尽くしたといっても過言ではないと思っていた・・・。
そう、この日までは・・・。
最初の失態・・・
いまっちさんの車に同乗させていただき出発。
が、出発してから15分ほどでなんか違和感が・・・。
誰かから「引き返せ!」と言われてるような違和感・・・。
うーん、何か忘れてないかと持ち物を確認し出す・・・。
この嫌な予感はなんだろうと思って、レース開始時の自分の装備を脳内シミュレーションしてみる・・・。
あ・・・、ヘルメットだっ!!
ヘルメットを忘れてしまったことに気付き引きかえしてもらう。
自分だけのポカならまだしも、同行のいまっちさん、Iさんにも迷惑をかけてしまったので猛省。
他人の貴重な時間を奪ってしまうのは万死に値する。
チェックリストは毎回作っているのだが、車に運び込む前にチェックしてしまったので、チェックしたくせに運び込む際に忘れてしまった。
次からは出発直前に確認するようにしたい。
トイレの罠
レース会場に到着。
受付会場はコースの3分の2ほどの場所にある頂上手前の駐車場。
スタート地点は15分弱下った麓にあるため、それを踏まえて準備しないといけない。
さっそくゼッケンをもらい、自転車をセットアップ。
と、トイレが長蛇の列。
Iさんが行ったしばらくあとに自分も並ぶ。
ここのトイレは個室になっていて、去年までは男女で分かれていたのが今年は男女共用で2個室という状態。
先々週のアラムチーは男女別、男性トイレは小が1つ、大が1つなので、大が塞がっていても小の列は流れて問題なかったのだが、今回は実質大1つなので、誰かが長く入るとそれだけで長蛇の列になってしまう。
女性もそれなりに多かったので時間もかかった上、男性も中で着替えられたりするとそれだけで時間がかかり、結果として(自分のような)小だけの人でも待ちぼうけを喰らうことになる。
結局用を足すのに15分近くかかり、もともとヘルメットを取りに帰ったこともあり時間が押していたのでさらにウォームアップ時間がなくなることに。
用を終えて戻るとIさんが「もうコースがクローズされて試走できなくなるということなんで行ってきます」といってウォームアップへ。
自分はそれから靴を替え、アイウェアや装備を整えて出発・・・。
と思ったらタイヤの空気を入れてなかったことに気付き慌てて空気を入れる。
2気圧で走るところだったと肝を冷やしているといつの間にかさらに時間がなくなっている。
駐車場を出た頃にはもう数分でスタート地点へ向けて下り始めなければいけない時間に。
しょうがないので駐車場前の道を一往復だけして下りへ。
スタート地点に到着していまっちさん、Iさんに合流。
レース
前回のアラムチーは画像がなく貧相なブログになってしまったので今回はアクションカムを装備。
スターターの合図とともにスタート。
最初はダンシングで上げて一気に巡航速度にもっていく。
そしてすぐにクライミングのスタート。
途中、5分30秒前に出たマウンテンバイクのおっちゃんをパス。
それなりの傾斜が続く中、ケイデンスとトルクが一定範囲に収まるようペース配分しながら走る。
自分的にはなかなかのペースで追い込んでいて前半のペースとしては過去6年間の中で最高の出力レベル。
なのだが・・・数値とは裏腹にスピードは全然伸びない。
まるで得体の知れぬ呪いに取り憑かれたようにスピードが伸びず、途中で経過タイムを見るも、目標としていたタイムより大幅に遅い。
踏んでも踏んでも伸びない中、いつもなら数人は抜かしたり抜かされたりするのだが、今回はマウンテンバイクのおっちゃん以外は抜くことも抜かれされることも前半が終わる。
その頃にはもうヘトヘト。
完全にペース配分を間違え、伸びないタイムと相まってダラダラ垂れてしまうモードに・・・。
出力のオーバーヒートで上がってしまい、後半は見るも無残。
なんとか途中で一人抜き、
また一人と抜くがタイムの遅さは歴然・・・
3分の2を終え、180度ターン。
さらにゲートハウスを越えてパーク内の上りに入ったところで後輪から音鳴りが・・・。
28Tのローに入れたところで、プーリーとスポークが接触してカタカタカタカタと音が鳴っている。
このままだと故障しかねないので28Tを封印。
すでにヘロヘロになって重いギアが踏めない自分はさらにヘロヘロに。
ボロボロになって最後のコーナーをクリア。
そしてフィニッシュラインまで悶絶しながらゴール。
ゴール後、しばらくクールダウンで頂上付近をグルグル。
が、頂上のモニュメントに行こうとした上りで再度スポークとプーリーの接触が発生し、カタカタ鳴ったと思ったらチェーン落ち。
レース中に落ちなくてよかった。とも思ったが、このタイムではどっちにしても変わらなかったか。
大反省会
レースを終えて一息つく。
一応ニュージャージー州最高峰だけあって眺めもいい。
息が整ったらいまっちさん、Iさんと合流。
マイクとも久しぶりに会って挨拶。
彼は数年前は自分と同じタイムで、それをきっかけに知り合ったのだが、今や自分より数段速く遠くに行ってしまった。
しばらくして結果発表。
タイムは過去6年間で最低。
まあ今回の失態の数々を考えれば起こりうるべくして起こった結果ともいえるかもしれない。
レース後、そもそものセッティング、準備、ペース配分、体重等、反省点を細かく挙げていくと8項目にも達した。
大事なのは今日の反省をどう活かして改善していくか。
まずはディレイラーハンガーの交換か・・・。
次に最大のハードルであるドーナツ断ちを敢行するか・・・。
迫り来る夏の本番に向けて課題は山積みであるが、ひとつひとつ潰していくしかない。
そういった問題点を浮き彫りにできただけでもすごく価値のあるTTだったと思う。
レースサマリー
そういえばいまっちさんはどのギアで走ったかを毎回記録しているらしい。
自分はブログを書いているくせにギアを記録してなくて、翌年セッティングに困ることもあるのでせっかくだからレースエントリのついでにギアセッティングや装備について今回の記録も残しておきたいと思う。
明日はどっちだ・・・。
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