デラウェア川へ
先々週はホワイトフェイスの大一番だったが、2週連戦で先週末もタイムトライアル。
こうやって毎週レースがあるとシーズンインしてきたなぁと体感できるが、今年はそもそも後半のヒルクライムレースはキャンセルが多く、こうして連続で参戦できるのもおそらくすでにこれが最後・・・。
一抹の寂しさを感じつつも、MUさんと一緒に一路南西へ。
ニュージャージーの西の果て、ペンシルベニア州との州境にあるデラウェア川へ。
この川上にはこのブログでも何回か取り上げているデラウェアウォーターギャップが位置する。
川沿いの町のフレンチタウン。
7年前にブルベで橋の欄干に激突し、肋骨を折りながら辿り着いた因縁の町である。
フレンチタウンの南がスタート地点になるので、自動車でコースをなぞりながら会場へ向かう。
ひたすら平坦かつ真っ直ぐなコースが気持ちよさそう。
ウォームアップ
駐車場に到着。
ゼッケンを受け取ってトイレを済ます。
デラウェア川のせせらぎを聞きながら自転車をセットアップ。
自分はロードバイクカテゴリで参加だが、タイムトライアルバイクはやはり目立つ。
今回はスタート地点まで駐車場から自走で30分弱かかるので、スタート地点までの移動をウォームアップ代わりにする。
途中で車に轢かれたであろう鹿の死体を2頭も見ながらMUさんと一緒に移動。すでにリカンベントカテゴリの人はスタートしてタイムトライアル中。
スタート地点に到着して出走を待つ。
スタート地点まで意外と時間が掛かるからか、間に合わなくて遅れてスタートする人もちらほら。
自分の前だけでも女性と男性が1人ずつ、遅れてスタートしていた。
パワーメーターのキャリブレーションをしてスタート。
レース
タブレットの簡易スタートタイム電光掲示板?を見ながらスタートを待つ。
合図とともにスタート。
ダンシングで巡航速度まで持っていき、下ハンポジションへ。
が、パワーの表示がおかしく、あきらかに低く出ている。
あとでログを確認してわかったのだが、左側のペダルしかパワーを検出していなかったらしく、左右バランスが100:0%で、パワー表示も約半分で表示されていた。
ただレース中は単に表示がおかしくなったことしかわからなかったので、とりあえずパワーはもうあてにならないと思って感覚でペース維持。
それでも2分弱で正常表示に戻ったので、そこからはパワーを確認しながらペース維持。
今回の目標は新しいペダリングを試すことと、後半垂れずにペース維持すること。
特に平坦といいつつ意外と緩い上りと緩い下りはあるので、そこで垂れないように注意。
坂と呼べるような勾配もなく、コーナーどころか折り返しすらない一直線なので、良く言えばペースやペダリングに集中できる。悪く言えば変化に乏しく集中力が欠けると垂れやすい。
それでも前後に走っている人がいるので、前に見える人をちょうどいい目標にしたり、抜いたりしながら走る。
例のスタートに遅れてスタートした人も途中で抜く、
ゴール手前にある駐車場はまだかと思って走っていると、いまっちさんとIさんとすれ違う。
エールをもらったので、グォー!と叫び声で応えてがんばる。
まだまだ駐車場は見えない・・・
途中でハンドサイクルカテゴリで走っている人もパス。
やっと駐車場を通過。
が、先ほど抜かした相手が後半になって抜き返してくる。
駐車場を越えてからが意外に長く、ゴールはまだかと思いながら出力維持を耐える。
抜かされた相手をまた抜いて、競い合いながら走る。
やっとゴールが見えてきてあとは気合。
いい感じに追い込んでフィニッシュラインを切る。
レース後
息を整えながらしばらくクールダウン。
競い合って走った相手とお互いの健闘を讃え合い、軽く回しながら駐車場へ向かう。
駐車場に到着して一息つく。
と、MUさんも戻ってくる。
少し休憩したらお互いこのあと予定があるので早々に会場をあとにする。
帰る途中でレース中のIさんといまっちさんにすれ違い、がんばれーと応援して帰路に。
帰りの車の中で物欲なりでMUさんと盛り上がっているとすぐに到着。
まだ朝の11時前で土曜の活動をするには十分な時間。
ピクニック
そこからは家族タイム。
ブルックリンのプロスペクトパークに行く。
これまでで累計千周以上は走っているプロスペクトパークだが、こんな子ども広場に来るのは初めて。
自分の中ではレース会場でありトレーニングのサーキットコースだったが、それとはまったく別の顔のプロスペクトパークがそこにはあった。
周回するサイクリストを見てうずうずしながら午後のひとときを過ごす。
折りしも蒸し暑い夏日、砂場で周りの子のおもちゃを取ったり、砂をかけたりするこどもを注意したり、遊具をちょこまか走り回るのを追っかけたりでクラクラ・・・。
自転車に乗ってる方がよっぽど楽で気持ちいいのだがここは親の責務を果たすため汗だくになりながらなんとか乗り切る。
リザルト考察
一息ついて休んでいるとリザルトが発表に。
前回のホワイトフェイスでリザルト考察をしたように、今年はレース以外にロードに乗ったのは2回のみということもあり、そもそも練習量的に大幅な向上は望めないのでパフォーマンス維持が目標。
そんな中で今回は一昨年、3年前と比べて僅差ではあるが自己ベスト更新。
もう1つ目標だったペダリングもほぼ予定通りにこなせれたし、レース結果としては満足の行く合格点。
今年は例年に比べて明らかに参加レースは少なく、去年、一昨年は乗鞍、富士スカイラインと日本でのヒルクライムレースにも参加したが今年は予定なし。
それでも来年以降に備えてパフォーマンス維持はしていきたいものである。
ペダリングの変更点はどんなところなんでしょうか?
返信削除私はサドルに座る位置を変えたりしてペダリングに使う主動筋を変えているのでそのローテーションをしながら、(1)無駄なトルクを発生させないことと、(2)それを意識し続けることを目標としていました。
削除(1)はいわゆる真円軌道のペダリングで、特に下死点近くで推進力に寄与しないトルクをかけないことに気をつけました。
(2)は、レース途中やTT中に抜いたり抜かれたり、疲れたりしてくると意識が散漫になっていつの間にか無駄トルクを出すペダリングに戻ってしまっていることがあるのでそれを意識し続けること、端的に言えば集中力の維持になります。
ご参考になりましたら幸いです。