180mmクランクでぶっつけ本番はさすがに厳しいのでローラー台ではあるがロードバイクで走っておこうとインドアトレーニング。
ホワイトフェイスでは50分以上クライム区間が続くため、せめて30分は回して当日のペース配分をシミュレーションしたいと思い、過去にローラー台で30分走ったペースを基準にする。
と、なんと直近で30分セッションを行ったのは3年以上前の2015年2月。
当時を基準にして30分275W 92rpmのペースを目標で開始・・・。
が・・・、もたない・・・。
きつい・・・。
270W台どころか、250W台を保つのも厳しい・・・。
なんでこんなに力が出ないんだと不安になりつつ、それでも回す。
が、どんどん出力は下がっていって5分で力尽きて終了・・・。
2015年の30分 278W 92rpmに比べ、5分239W 84rpmで、40W近く低い上に6分1の時間も持たないという体たらく。
やべえ、めっちゃ弱くなってる・・・。
あまりのパフォーマンスの悪さに呆然・・・。
原因として考えられるのは
- パフォーマンスの低下
- 疲労の蓄積
- ローラーとペダリングの相性
- ロングクランク長の影響
- 体重影響
原因候補1:パフォーマンスの低下
いきなり身も蓋もないが、パフォーマンス自体が低下しているという原因。
2015年2月といえばまさに週数回ジムに通ってウェイトトレーニングを下半身中心にバキバキにやっていた頃で、ジムの鏡に映し出される浮き上がる内側広筋を見てはニヤニヤしていた。
そのときに比べると明らかに筋肉量は減っており、純粋に力が当時ほど出ていないというのは納得できる。
原因候補2:疲労の蓄積
ハイポイント以降、特にレースにも出なかったのでテーパリングやコンディショニングを気にせずに回していた。
特にこのローラー台セッションに向けてテーパリングをしていたわけでもないので、レース当日と比べてコンディションは悪く、慢性的な疲労が蓄積された結果疲れやすかったともいえる。
たしかに臀筋や腰方形筋、腸腰筋、大腿二頭筋を中心に疲れがあり、回復が十分でなかったというのは大きいと思う。
原因候補3:ローラーとペダリングの相性
そもそもローラーでは実走より出力が低く出る傾向がある。
特にバイクを振ったり重力や反動を利用するペダリングではその影響が大きく、そのため巷では揺れるローラー台や、揺れる台の上にローラーを置いたりしている猛者もいるくらいである。
逆に言えば、脚の筋肉で回している場合にはローラーと実走の違いが少なく、体幹や体全身で回している場合は違いが大きいといえる。
特に顕著なのはダンシングで、感覚的な表現になるが、ローラーでは立ち漕ぎはできても「ダンシング」はできない。
これは原因候補1とも関連するが、脚の筋肉中心に鍛え上げていた当時と違い、今は脚の筋肉で回すダンシングからは離れているのでその違いも少しはあるだろう。
原因候補4:ロングクランク長の影響
まだ180mmのロングクランクに慣れていないという原因。
ただロングクランクでは物理上トルクを出しやすくなっている上、そもそも1cm程度では出力に有意な変化はないという実験結果が出ていたりするので、ロングクランクだけでここまで差が出るとは考えられない。
というか、これがクランク長が原因だとしたら、逆も真なりということで、ショートクランクや適正クランクにすることで40W&25分も出力が増えることも有り得るということになるが、クランク長を変えたくらいで一気にパフォーマンスが上がるほど自転車競技の世界は甘くない。
原因候補5:体重影響
今年初にやった結石以降、シュウ酸をとらないようにしてからは食生活が変わって体重も減ってきた。
たんぱく質は植物性のものを取るようにし、肉類を食べる量が激減した(といってもスイーツは食べ続けているが)。
W/kgが一定とした場合は、体重が減ればもちろんその分出力が減ることになる。
が、W/kgで比較してもパフォーマンスが落ちていることには変わりがない以上、やはりこの減少は体重の一言で片付けられるほど簡単じゃないのではないかと思う。
結論:レース週の過ごし方
原因をいろいろ考えてはみたものの、レース4日前となるともはやできることは限られている。
今から追い込んでトレーニングしたとしても、ベースのパフォーマンスが4日で40Wも上がるなんてことは有り得ない以上、ジタバタせずに疲労回復に努めるしかない。
あとはペース配分・・・。
最初のペース配分で失敗すると全体の失敗につながるのでそこだけは気をつけておきたい。
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