企業からしたらお金をかけて選手に投資している以上、それだけの宣伝効果がないと投下資本が無駄になってしまう。
そういう意味ではNikeのイメージ戦略は大成功だったといえるかもしれない。
4月22日に行われた「ロンドンマラソン2018」男子の部で、ケニア出身で16年リオ五輪金メダリストのエリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge)が、ナイキ(NIKE)が3Dプリンターでシューズのアッパーを製作した“ズーム ヴェイパーフライ エリート フライプリント(ZOOM VAPORFLY ELITE FLYPRINT)”を着用し優勝した。
<中略>
3位でゴールしたリオ五輪5000m、1万m金メダリストのモハメド・ファラー(Mo Farah)は、“ズーム ヴェイパーフライ エリート”を着用しており、7位までにゴールした選手全員が“ズーム ヴェイパーフライ”シリーズのシューズを着用していた。女子の部では、リオ五輪5000m金メダリストのビビアン・チェルイヨット(Vivian Cheruiyot)が同シリーズの“ズーム ヴェイパーフライ 4%(ZOOM VAPORFLY 4%)”を着用し優勝。女子マラソンでも3位までにゴールした選手全員が「ナイキ」のシューズを履いているなど、上位入賞者の「ナイキ」着用率の高さが目立った。
ナイキの3Dプリントシューズでリオ五輪金メダリストが「ロンドンマラソン」優勝 上位入賞者の大半が「ナイキ」を着用
従来のレース用シューズで常識とされていた“軽くて薄い”という固定観念を崩した厚底シューズで、“地球最速のシューズ”と称されるランニングシューズ“ズーム ヴェイパーフライ 4%”をフライニット素材にアップデートし、9月に発売されたばかり。今大会では大迫選手の他、優勝したモハメド・ファラー(Mohammed Farah)を含む上位5選手全員が“ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニット”を着用しており、先月開催された「ベルリンマラソン」で世界記録を更新したエリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge)選手も着用していた。
大迫選手ら「シカゴマラソン」の上位5人全員が同じ「ナイキ」のシューズを着用
一方で、ハプニングなりが起こって逆にイメージダウンにつながるなんてのはドラマの中くらいの話しだと思っていた。
が、なんとバスケットのドラフト1位候補選手に提供しているナイキのバッシュが試合中に分解するハプニングが実際に起こった。
前例がほとんどないアクシデントに襲われたのは、デューク大学1年で、プロバスケットボールのドラフト全体1位候補と言われているザイオン・ウィリアムソン選手(18)。
2月20日に行われたノースカロライナ大との試合で、開始わずか36秒でシューズが壊れ、膝をねんざして退場した。
「ナイキ」靴底パックリ!シューズ壊れスター選手負傷…株価下落で約1200億円損失
しかもオバマ前大統領も観戦中といういわば「御前試合」でのイメージダウンで株価もダウン。
なんという不運というか、こういうことって実際に起こるんだなぁ。
0 件のコメント :
コメントを投稿