ひきこもりダイエット第3週:DQBに見る時代背景の違い

第3週の位置付け


順調なこれまでの流れを維持すること。

ひきこもりダイエットにも慣れ、チョコやケーキも適度に食べることで食欲の暴発を防いでいきたい。

消費カロリーの方はドラゴンクエストビルダーズのおかげで「熱中してるうちにいつのまにかカロリー消費」ができているので引き続き頑張ってゲームをしまくっていきたい。(๑•̀ㅂ•́)و✧

摂取カロリー振り返り


まず週明けの月曜からランチにうどんを食べる。



火曜は麻婆豆腐、水曜は日本カレー、木曜はインドカリーとヤバめのラインナップ。

が、その分夜はタンパク質中心でヒレステーキにしたり、



以前のエントリでもご紹介したギリシャヨーグルトで乗り切って1日単位でのカロリー摂取量を調整。



ランチ時間に摂った炭水化物に対し、夜はタンパク質中心にして少しでもタンパク質割合を高める。



その効果あってか1週間平均ではカロリー摂取量を1日あたり1500kcal以内に抑えることができた。といっても炭水化物を打ち消すまでには至らなかったが・・・。



消費カロリー振り返り


お次は消費カロリーで、Garminのログは以下の通り。



平日でも2000kcal越えてる日があるのは先週に引き続きドラゴンクエストビルダーズのおかげ。

いろいろ探索して大きい建物を見つけたりすると子どもの頃に戻ったような冒険心が。



とはいえそこは大人の悪知恵で、寝ているドラゴンをハメ技で「茹でカエル」のように眠っている間に倒したりする。



週末もがんばってクリアーまでこぎつける。

ドラゴンクエストビルダーズはドラクエ1のIf世界(もし「勇者」が世界の半分をもらっていたら)のその後がストーリーになっているのだが、実際にリアルタイムでやった身としてはかなり興味深く楽しませてもらった。



というのも、ドラクエ1の主人公は運命に従って行動するのに対し、ドラクエビルダーズの主人公は運命に逆らって行動する

これって、了凡四訓(陰騭録)にある宿命と立命の話に通ずるところがある。

著者・袁了凡は代々学者の家に生まれ、幼名を「学海」といい、将来医の道に進もうと考えていた。あるとき孔という不思議な老人が家を訪れ、学海少年の将来の職業や寿命などを予言する。そして予言のとおり科挙を志す。その後身の上に起こったことがことごとく孔老人の言うとおりになっていったので、学海は徹底した宿命論者となっていた。

役人になった後に、棲霞山中に以前から教えを請いたいと思っていた雲谷禅師を訪ねる。雲谷禅師にこれまで人生の話をすると、孔老人の宿命論のままに生きようとする学海の姿勢を大馬鹿者と叱咤し、人は自らの力で立命できると語る。彼は禅師の話に強く感動し、その教えに従い、徳性を充広し、善事を力行し、多くの陰徳を積んだ。すると孔老人の予言は段々と当たらなくなっていった。寿命は53歳で死ぬと言われていたが74歳まで生き、子に恵まれないと予言されていたが一子天啓をもうけることができた。学海は「了凡」と名を改め、大きくなった息子に自分の人生を語り聞かす。

Wikipedia 陰シツ録

ドラクエ1の勇者は、王様から「竜王を倒すのがお前の使命だ」と言われ、精霊ルビスからも竜王を倒すための「導き」を受けて「勇者」として決められた運命に従って行動して竜王を倒す

一方でドラクエビルダーズの主人公は「あなたはビルダーであって勇者ではありません」と精霊ルビスから釘を刺される。



自分で竜王を倒そうとしても、「それはお前の仕事じゃねえ」と散々たしなめられる。



同じように周囲からも言われるが、



自分の運命は自分で決めろという声も。



自分が竜王を倒すと決めると精霊ルビスからはディスられ・・・



ついには勝手にしろと見放されてしまう。



それでも最後には自分で竜王を倒し、世界に平和をもたらしてしまう。

ドラクエ1が典型的な宿命論のゲームだとすれば、ドラクエビルダーズは立命論のゲームだと言える。

それってまさに時代背景を反映していて、ドラクエ1が発売された1986年は平成景気、バブル経済が始まった年。子どもたちも「ゲームばっかりしてないで勉強しなさい」と親から言われ、「一流高校>一流大学>一流企業>老後は安泰」という図式が成り立っていた時代

そのレールに乗っかってしまえば自分の人生に疑問を持つ必要もなく、一生困らずに暮らしていける(とはいっても決して楽なわけではなく、それはそれで受験戦争、出世競争といった苦しみがあるわけだが)。

一方で今は多様化の時代。

終身雇用、年功序列が崩壊し、一流企業に入っても一生安心にはならず、価値観も人によってそれぞれで物質的な豊かさが優先されないこともある。

お札のない人生ゲームも発売されたり、「結婚して車を買ってマイホームを買って」という、以前は「あたりまえ」だったスタイルがあたりまえではなくなり、それぞれの生き方を自分で決めていかないといけない。

そんな時代背景の違いが反映されているのをドラクエビルダーズに感じた。

といってもゲームとしてのストーリー展開は一本道なので、メタ的にはドラクエビルダーズで遊んでいるプレイヤーは宿命論的にゲームをしていることになるが・・・。

結果


1週間のカロリー摂取と消費量のまとめは以下の通り。

Intakeが摂取カロリー、PFCはProtein(タンパク質)、Fat(脂肪)、Carbohydrate(炭水化物)の内訳をグラムとパーセント表示で。RMR(Resting Metabolic Rate)とActive CalはGarminのログからでTotal Calが合計カロリー消費量。Net Calがネットカロリー(=摂取量-消費量)となっている。最後の列の「Total Cal」は7月1日からの累積合計カロリー。



KPI目標達成率は96点(点数計算方法は単純に実績値と目標値の割合に配点を掛けて算出している)。

  1. 60/60点:ネットカロリーを1週間マイナス10000kcal以上にする→15097kcal
  2. 15/15点:カロリー摂取量を1週間10500kcal以内に抑える→9669kcal
  3. 15/15点:運動によるカロリー消費量を1週間8500kcal以上にする→12737kcal
  4. 6/10点:タンパク質を体重の2倍以上摂取する→1.35倍

カロリー摂取量もちゃんと抑えられ、ドラクエビルダーズのおかげでカロリー消費量もかなり積み上げてネットカロリーでは大幅上振れ達成。

ところが体重推移は週明け月曜の57.9kgから57.3kgで0.7kgの体重減少のみ。ネットカロリーがマイナス15097kcalなので、脂肪1kg7200kcalとすると2.09kg減ることになるのだが体重の数字自体はそこまで変わらず。



今週よりもネットカロリーのマイナス幅が少なかった先週は2.2kg体重が減ったことを考えると物足りないが、麻婆豆腐やカレーといった塩分が高いランチによる水分増加の影響もあると思うので、体重計の数字に惑わされずにネットカロリーのマイナスを積み上げていくことに注力する

とはいえ、当面の目標と考えていた旅行中の体重増加を打ち返し、旅行前に記録した6月13日の57.6kgの水準まで戻すことをこの段階で達成。

もともと8月半ばの家族帰還までに57.6kgまで痩せたいと考えていたが、この調子ならさらに減らしていけそうである。


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