月間1000km走って思い知った有酸素運動だけではダイエットできない理由

前回エントリした通り、先月5月の一ヶ月で1000kmも走っておきながら、0.1kgすら痩せられなかった自分・・・



100時間も費やしておきながら、0.1kgすら痩せることができなかったあわれなピエロでござあぁい!!!ヽ('ー`)ノ



「有酸素運動→ダイエット」という「手段→目標設定」の失敗


100時間・・・。

ランニングのための腱力を鍛えるという別の目的もあったし、ながらランニングで全く無駄にならなかったからまだマシなものの、100時間もの時間努力して効果が無かったというのはかなりの時間の無駄遣いといえる・・・

そもそも、運動=ダイエットに結びつかなかったのが失敗の原因。

たとえて言うなら、ものすごい勢いでオールを漕いだものの、進む方向が違ってインドに辿りつけなかった感じ・・・



最初に考えていたロードマップ(長時間の有酸素運動→痩せる)が間違っていたので、どれだけ頑張っても期待通りの結果に到達できなかったわけである。



なぜ有酸素運動がダイエットに結びつかなかったか


ダイエット失敗の思い当たる節はありまくる・・・。

思えば、走る距離を増やせば増やすほど食べてしまっていた。

特に週末はマラソンの42.195kmを二日連続で走ったりしたのでかなりのカロリーを消費していたが、そのぶん狂ったように食いまくるようになった

自分の満腹中枢が壊れてしまったんじゃないかと思うくらい、食べても食べても満腹感を覚えることがなく、3000キロカロリーを超えても4000キロカロリーを超えても無尽蔵に食い続け、食っちゃいかんと自制してなんとか食欲を抑える始末

朝に長距離を走り、夜にその疲れを補うかのように食いまくるという日々。

そして食いまくったあとには反省や罪悪感もあり、翌朝はそのカロリー分の贖罪をするかのようにその分走行距離を伸ばしてカロリー消費を上げる。

で、疲れた分さらに夜食べる量が増えるという悪循環。

その悪循環が続き、「走る→食べる→さらに走る→さらに食べる」がエスカレートしていき、最初のうちは片道通勤ランニング分の16kmやハーフマラソンの21kmの距離で走っていたのが、25km走るのが普通になり、しまいには時間がある時はマラソンの42.195km以上を走るようになっていた。

結果として、朝極端に消費カロリーを増やし、夜は極端に摂取カロリーを増やすという、1日の中でダイエットとリバウンドを朝晩繰り返すような事態に陥っていた

まさに毎晩がチートデイ状態で、チートデイはたまにするから効果があるものの、毎晩チートしていたらそれは太るよと・・・。

つまりはカロリーバランス


ただ注目したいのは、「そりゃ太るよ」と思うくらい食べまくっていたのに、痩せてはないが太ってもいないということ。

過食症の摂食障害になったんじゃないかと自分で疑うくらい摂取カロリーが増えていたが、つまりは単に急激に増えたカロリー消費を補うために急激にカロリー摂取が増えただけだったのである。

実際には満腹中枢が壊れたわけではなく、むしろ正常に機能していたからこそネット(消費+摂取)のカロリーバランスを取るように自分の体が本能的にカロリーを求めてくれていたといえる。

思い起こせば2年前、60kgから 47kgまで痩せた時、運動は日々の自転車通勤オンリーだった。

2年前の5月は一ヶ月で53.1kgから51.4kgへと1.7kg減量できていたが、運動量としては時間にして1685分=28時間ほど



一方で先月は一ヶ月で53.8kgとプラマイゼロだったものの、有酸素運動時間は107時間と桁違い



当時は運動時間もカロリー消費量も遥かに少なかったが、それ以上に厳格な食事制限をしていたので遥かにダイエットに成功していた。

当時のログと比較すると、2年前の摂取カロリーの平均は一日あたり1889kcaだったのに対し、先月は2982kcalと大きく異なる

一日あたり1100kcalも多いということは、ミスドのフレンチクルーラーを毎日7個追加で食べてもおつりがくる・・・。そりゃ痩せんわけだ!!



つまり、ダイエットで重要なのは消費カロリー云々ではなくネットカロリー、消費カロリーと摂取カロリーのカロリーバランスなのである。

ぶっちゃけ有酸素運動なんか関係なく、運動しようがしまいがネットカロリーをマイナスにすれば痩せる

もちろん全く運動せずに極端な食事制限で痩せれば、筋肉から落ちていって逆に不健康になるということもあるが、健康的になりたければ毎日1時間運動するくらいで十分で、なにも週末に連続で4時間以上かけてマラソンを走るなんてことはしなくてもいいのである。

そういえば以前、川内優輝選手の特集でラーメン屋で超大盛りラーメンを食べて周りの人に驚かれているシーンがあったが、あんなに走りまくってる人でも62kgという体重を維持しているんだから走っていればその分食べるし、体自体が恒常性(ホメオスタシス)として体重を維持するように食欲を促すのだろう。



逆に、減量したいなら身体の要求に合わせて食べていてはどれだけ有酸素運動しても痩せることはできず、意識的にカラダの本能に逆らってカロリーバランスを崩してマイナスになるようにしていかないといけない(それが難しいのだが)

ということで、5月の反省を生かして6月はダイエット月間として、走行距離よりもカロリーバランスに注目して人体実験してみたいと思う。


0 件のコメント :

コメントを投稿