うちの妻は家庭の事情もあって毎週1,2回は感染レッドゾーンのブルックリンに通っている状態。
感染リスクもさることながら、自分はその間2人の子どもの面倒をみることになるのでそれも大変。
そんな中で楽しみなのがチャイナタウングルメ。
ブルックリンやクイーンズのチャイナタウンに行ったついでに持ち帰りでテイクアウトしてきてもらう。
ニュージャージーにも中華系のレストランはあれど、やはりフラッシングや八大道のチャイナタウンは規模が全然違う。
先週末は台湾華僑のエリアに行ってきたので蚵仔煎(オーザイジン)をテイクアウトしてきてもらった。
美味かったのだが、やはり想い出に残っているのは本場潮州で食べた本場の蠔烙(広東語でホーロッと読む)。当時到着した日にごちそうしてもらった下の写真では中央少し上の左側。
どちらも日本語に訳すと同じ「牡蠣オムレツ」なのだが、潮州で食べた蠔烙と今回の蚵仔煎は随分違う。
気になって調べて見ると、元々潮州華僑によって広まった潮州料理なものの、両者は違うという認識が一般的で、中には潮州人が違いを説明しているサイトもあった。
なお、台湾の蚵仔煎の起源としては鄭成功に遡るとのこと。
マレーシアやタイやベトナムにも潮州華僑による同じような料理があるが、やはり現地風にアレンジされているらしい。
大きな違いは以下3点。
- 蠔烙は外はカリッ、中はフワもち。蚵仔煎はもちもち。
- 蠔烙は魚露(魚醤)、蚵仔煎は甜辣酱(スイートチリソース)をつけて食べる。
- 蠔烙は鴨蛋(アヒルの卵)、蚵仔煎は普通の鶏卵を使う。
食感については自分もレシピを調べて作ったことがあるが、卵や水の全体に対する地瓜粉の割合が決め手っぽい。
ちなみに蚝は蠔の簡体字で広東語でホウ、普通話ではハオ。
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