自分は辛いものをこよなく愛し、ニューヨークでも中華、韓国を中心に辛い料理を食べ歩いているが、そんな辛さなど吹き飛ばしてしまうほどの出会いだった。
ふらっと見かけた立ち食い重慶酸辣粉の店。
雑誌でも紹介されている。
辛さは五種類から選べるらしく、辛い方から順に、走辣,大辣,中辣,小辣,BB辣と選べるようになっている。ちなみにBBはおこちゃま(ベイビー)の辛さという意味。
とりあえずタバスコの23倍の辛さ、49,220スコヴィルのサドンデスソースを食べたことがある自分としては、自信ありげに大辣を注文。
一口食べるが、、か、辛い!!
あまりの麻と辣に口内および唇周辺の間隔がなくなっていく。
が、美味いのである。
麺を食べ尽くし、やみつきになる激辛スープを飲んでいったのだが、あまりに発汗し、咳き込みながら食べているので、周りの人に止められスープは最後まで飲まず。
だが、その日のうまさが忘れられず、今回の香港旅行では日夜、酸辣粉を探し歩くことになる。
そしてネットで調べた結果、同系列の店が旺角にもあることを発見。
旺角の旦王という店で酸辣粉を食べる。今回は中辣で。
ん、んまーーーい!!!
なんというか、自分は辛い物好きといっても、単に辛いだけで不味い料理は嫌いなのだが、この酸辣粉は、麻と辣と酸が完璧に調合されており、お互いがお互いの味を損ねず、絶妙なハーモニーをかもし出しているのだ。
あまりの美味さにスープも全ていただきました。
ちなみにこれで13香港ドル(約140円)。激安である。
そして長洲で山頂ライドをした日の夜、既に紹介した火鍋の店の下の階にこんなものが。
傷心酸辣粉という酸辣粉で、あまりの酸っぱさに涎を垂れ流し、あまりの辛さに涙がこぼれ落ちるとの宣伝文句。
次の日にさっそく深水埗にもある傷心酸辣粉を食べに行く。
注文するが、この店は16香港ドルと高めの価格設定。
が、味がいまいち。詳しく書くと、酸っぱさが足りず、辣の味だけ強い。恐らく酸菜のダシがうまく出ていない。つまりは味のハーモニーがなくアンバランス。うーん残念。
スープも全部飲む気にならなかった。
口直しにその足で旦王の酸辣粉を食べに行く。
本物の味!来た!なぜか下の皿に東京と書いてあるのはご愛嬌。
口直しに椰皇を飲む。ちなみに英語名はKopyor。いわゆるココナッツジュースの一種。
やはりこの味でなくては。完食。
すでに旺角には女人街のマーケットが。
香港にお越しの際はぜひ酸辣粉をお試しください。
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