香港旅行記第1回:3年ぶりの酸辣粉



地獄のような狭い機内の時間を経て香港に到着。



1年ぶり、9回目の香港。



空港にこんなオブジェが。



自転車のホイールを使ったオブジェ。





空港を出てバスに乗り込む。



ちなみにバスの車内にはUSB充電用のポートが装備されていた。




朝食は早速飲茶。




香港に到着して向かった先は旺角。


そう、あれは6年前のこと・・・。

初めて食べたときから虜になってしまった酸辣粉。

街頭熱狂!立ち食い酸辣粉


中華料理の真髄は、五味と呼ばれる辣(辛味)、酸(酸味)、甜(甘味)、鹹(塩味)、苦(苦味)に加え、麻(痺れ)と香(香り)を加えたハーモニー。


特に四川料理で自分がこれはと思うのは麻、辣、酸、甜、鹹。

辛い物を売りにしている店でも、単に辛いだけの店が多いが、これらの味のハーモニーが高レベルで実現されていなければ本当の美味さには結びつかない。

この点、旦王の酸辣粉は、上記七味がそれぞれ引き立てあって完璧な七重奏を演じている。

口に入れた瞬間に唇に広がる麻の痺れ

酢とザーサイが織り成す酸

粉条と挽肉からとろけ出す甘さとほのかな花生による甜

湯底(スープ)に広がる鹹

辣椒が全体におよぶ辣

パクチーによる香と苦

残念ながら全世界でも有数の規模を誇るニューヨークのチャイナタウンでもこれほどまで高次元な酸辣粉を出す店は知らない。


ところが、この旦王、なんと去年は「1週間休みます」という張り紙が貼られており、シャッターが閉まっていた。






去年は初日と最終日に行ったのだがどちらも閉まっていたので、実はこのまま閉店しちゃったんじゃないかと心配だったが、今回恐る恐る訪れてみると営業再開していた。



逆に弼街沿いの1ブロックほど離れたところにあった「川味皇」という酸辣車仔麵の店は潰れて別の店になっていた。



さすが世界で最も地価が高い土地の1つ。ここで生き抜いていくには並大抵の店では駄目なのであろう。

今回は休暇の大半を中国大陸の汕頭で過ごしたため、香港滞在は実質2日ほどだったが、それでもこの旦王に通い続け、4杯を食するにいたった。





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