Bontrager Aeolusホイール導入記録 第三回:デラウェアへの旅

過去のエントリは↓から。

Bontrager Aeolusホイール導入記録
  第零回:Leopard Trek 2011年モデル ~Aeolusホイール年度別比較~
  第一回:エアロ装備の威力
  第二回:カラーコーディネイト
  第三回:デラウェアへの旅(このエントリ)


いざ購入となると、まずはeBay、Amazon、Wiggle、ProBikeKitといった有名どころオンラインショップを探すのだが、そもそもAeolusのホイールがほとんどない。基本的にTrek Project Oneのカスタムオーダーモデルのため、新品のオンラインショップでは受け取りに行くPick up注文のみ。中古のeBayでも、ほとんど中古が出回らない。

前回記載した通り、実のところ既に2010年の9月から購入を検討し、eBayの出品自動通知メールで出品状況をチェックしていたのだが、出品されるとしてもレッドカラーのもの、2008年、2009年モデルばかりで、ブルー系に至っては半年間ウォッチし続けてもイギリスで出品されたクリンチャーのプラシッドブルーくらいであった。

そもそも流通量が少ないのかとも思ったが、もともとランス・アームストロングが使用していたホイールなので宣伝効果は抜群であるし、第一回で紹介した記事のようにタイムトライアルやトライアスロンでは使われているようであるので、カスタムオーダーという性質上出回らないのか、手放せないほどめちゃくちゃいいのかもしれない

そんなこんなでeBayの自動通知メールをチェックしながら悶々とした日々を送っていたが半年経っても一向に出てこないのでらちがあかず、おまけにレースに出るようになったので、このたび正式にTrek Project Oneのカスタムオーダーモデルで(つまり定価で)購入することにした。

ところで、Trek Project Oneで完成車をオーダーすると、そもそも完成車に付けるホイールはクリンチャーホイールしか売れないので、Aeolusのチューブラーホイールを選ぶことができない。つまり、Aeolusのチューブラーホイールはホイール単品でのProject Oneカスタムオーダーのみ可能なのである。

ちなみにデラウェアにProject Oneオーダーを受け付けているサイクルショップがあったのでそこで注文することに。

ネットで注文をした後、電話で詳細な納期等を確認してから発注。一週間後に到着したとの連絡が来たのでデラウェアまでピックアップに行くことに。


■Road to Delaware

デラウェアはニューヨーク市の南西、ニュージャージー州を越えた先にあり、地理的にはペンシルベニア州東部の南側、ルートによってはペンシルベニア州の最大の都市、フィラデルフィアを通過して行くことになる。(ちなみにペンシルベニア州の州都はハリスバーグ)

ブルックリンからブルックリンブリッジを通ってマンハッタンを通過しニュージャージーに渡る。ちなみにVerrazano-Narrows Bridgeを通ってスタテンアイランド経由で行った方が早いのだが、通行料が13ドルもかかるためマンハッタン経由で行く人も多い。

ルート95を南下。



ペンシルベニア州に入ったところでランチ休憩。



でっかい水槽が置いてあるマクドナルド。子供がDSで写真を撮っている。



こちらの売り出し中のシェイクを試してみるが味の方は・・・。もう二度と頼むまい・・・。なんというか着色料で無理矢理緑色にして人工的なミントの味を付けた感じである。



ひたすら高速道路を南下していくと遠くにフィラデルフィアのビル群が見えてくる。



アメリカでは広く見渡せる土地の中に、ビル群が聳え立って見えてくるから印象的である。これが日本だと、例えば東京に新幹線で行くときに外の景色を見ていると、だんだん家や商業施設が増えてきていつの間にか大都市の中に入っている感があるが、こちらでは荒野の中に突如現れるビル群という感じで、北斗の拳に出てきそうな感じである。





デラウェア州の北部の町、ウィルミントン(Wilmington)に入る。ほどなくしてサイクルショップに到着。



店内に入るとTrekのProject Oneを扱ってるだけあってTrek系の自転車が目立つ。



Trek以外にもOrbeaもある。



もちろんロードバイク以外の自転車もおいている。



自分の好きなブルー系ロードバイクもこの通り。



さっそく店員にAeolusのホイールをピックアップに来たことを伝えると、ちょっと待っててくれと言って店の奥へ。その間店内を見渡すとTrek Speedconceptが。



いつかは自分もこんな自転車に乗って見たいなあと思いながらそのエアロダイナミックに特化した形を堪能する。



うーむ、良いフォルムだ。



マドンSSLも発見。



そうこうしていると店員がホイールが入っているであろうダンボールを抱えて出てくる。ホイールの状態をチェックさせてもらおうとホイールを取り出すと・・・。



色が・・・。



ラグーンを注文したはずだけど、これはラグーンなのか?と聞くと、「そうだ、この色がラグーンだ」と答えてくる。が、こっちが訝しがってホイールを見ていると店員もどうやら自信がなさそう。



光の反射によってラグーンが水色に見えたり青に見えたりすることは覚悟していたが、まさか緑に見えるとは・・・。と騙されそうになったが、いやいや、明らかにこれはおかしいだろうと思ってその場でAeolusのウェブサイトを見る。

どうやらライムグリーンと同じカラーのようなので、店員にその場で写真を見せて、「これはどう見てもライムグリーンやろ」と突っ込みを入れると、「うーん、たしかにそうだなぁ。」という返答。結局、当日は休みのセールスマネージャーに聞かないとわからないから月曜以降連絡をくれるとのこと。こっちは高いガソリン代まで払ってニューヨークから来たのだが無いものはしょうがない。また連絡をもらうことにして店を出る。

せっかくデラウェアまで来たのでディナーにする。こちらは消費税が0%なばかりでなく基本的に物価が安いので食べ放題のビュッフェで800円(10ドル弱)。



アイスシャーベットもあれば。



サーロインステーキも切ってもらえる。



しかもこの不飽和脂肪酸が多そうなパンが絶品。



デラウェアで飯を食ってて思うのは、太ってる人が多いということ。デラウェアともなればどこに行くにも完全に車社会。そのうえ食べ放題の店がよくあってしかも安くて消費税もないとなれば太るなという方が難しいようだ。

太い人が前を通り過ぎる。



その奥の人もこれまた太い。というか太い人が過半数である。



そんなこんなで腹だけでも満足させてニューヨークに帰宅。


■Road to Delaware again

そして一週間後、ちゃんと正しいラグーンカラーが届いたとの知らせがくる。このときは既に週末はレースに参加していたし、他の予定もあったのでさらにその一週間後に再びデラウェアへ。

今回は金で時間を買うつもりで13ドル払ってスタテンアイランド経由で行く。Verrazano-Narrows Bridgeを渡る。



13ドル払う。



途中のサービスエリアでピザを買って腹ごしらえ。



マンゴーシェイクも。



ベンジャミンフランクリンブリッジを渡ってペンシルベニア州に入る。



そしてまた到着。



今度は正しいカラーであることを確認して無事ゲット。ダンボールに入れて車のトランクにしまう。

その後車を出してもらった友人に付き合ってBarns & Nobleという本屋へ。彼はそこでnook colorを買っていた。



nook colorとはいわゆる電子ブックリーダーの1つだが、AndroidやApacheといったオープンソース系の端末。Android OSなのでもちろんAndroidアプリも使用可能。



そして腹ごしらえ。お決まりのArby'sで腹を膨らます。



このポテトは毎度のことながら止められない止まらないである。



お次はPETCOというペットショップ。ハムスターらしきものがいっぱいいる。



30ドル也。



そしてウォルマートというお決まりのコースを堪能して帰路につく。ウォルマートではエナジードリンクを購入。



途中でガソリンを入れるが、ニュージャージー州では州の法律でセルフサービスが禁止されている。



帰る途中、ニュージャージーの発電所の光が綺麗である。



その夜はブルックリンに戻って夕食。



ガーリックトースト。



マンゴーと蟹サラダの春巻き。



羅宋湯(中華風ボルシチ)。



中華風ボロネーゼパスタ。



ティラミス。



なんかデラウェア旅日記っぽくなってしまったが、そんなこんなでAeolusホイールをついに手に入れたのだった。

さらに次回へ続く。


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