物欲紹介:YONEXの超軽量ロードバイクフレーム

物欲を掻き立てられるたびに更新していっていつの間にか第14回となったこのコーナー。

今回紹介する物欲はYONEXが発表したこちらである。

  スポーツサイクル事業新規参入 超軽量カーボンバイクフレーム「カーボネックス/CARBONEX」2014年4月発売

ご存知の通り、ヒルクライマーにとっては軽さは重要

そしてこのフレームは・・・

  「最軽量への挑戦!超軽量650gフレーム」


こちらはジャイアントがロードバイクのフレームテストデータとして公開している各社のフレーム&フォークの重量比較(ディレイラーハンガー、ウォーターボトル用ネジ、ケーブルガイド等はつけた状態での計測)である。

重量は左から、「フレーム重量」、「フォーク重量」、「シートポスト仮置き重量(250gで統一)」、「合計重量」となっている。

ぶっちゃけ資料リテラシー的に言えば、シートポストはいくらでも軽いものに換えれるので、合計でSuperSIX EVOに勝っているように見せているのはかなり意図的なものを感じるが、純粋なフレーム重量とフォーク重量の比較資料として非常に貴重かつ参考になる



そう、あのキャノンデールのSuperSIX EVOですら747.7グラム

2014年の最新版でも「LIGHT: At under 700 grams, it is the lightest production frame in the world.」ということで700グラムを切るくらいだから、650グラムというのはまさしく世界最軽量といっても過言ではない。

同じ材質で作られているフォークも同じくらい軽いとなると、今乗ってるTrek Madone 6.9(上記資料ではフレーム940グラム、フォーク350グラム)より合計で500グラム近く軽くできるかもしれない



東海岸のトップクライマーの1人で、重量を全てマウントワシントンヒルクライムでのタイムロスに換算しているヒルクライムジャンキーがいるが、500グラムとなるとタイムを、順位を押し上げてくれるだけの重量になりそうである。

なにより日本製のフレームにコンポもシマノで仕上げて、マシンとエンジン両方日本製でアメリカで戦うというのがこれまたそそるシチュエーションである。

これは久々にやばい物欲かもしれない・・・。


6 件のコメント :

  1. それでお古になったtrek 6.9のフレームを私が買うんですね、という流れか!!
    6.9とか中古でも高そうだ。無理だ(ノ´・ω・)ノ←
    そもそもジオメトリが合わなさそうだけども(笑)

    返信削除
  2. これは驚きのニュースですね。国内メーカーは数あれど、国内工場で完全生産というと…カーボンフレームでは唯一!?
    非常に魅力的な商品だと思います。
    また私は中学生のときバドミントン部だったのですが、高級ラケットはYONEXで決まりでした。当時はシャフトがグラファイト製で半透明だったのですが、今はやはりカーボンなんでしょうね。
    これほどの製品をリリースするのだから、ぜひ世界を相手に商売してほしいものです。

    返信削除
  3. 初心者ロードレーサー2013年12月29日 1:21

    フレームサイズには越えられない壁がありますからね。サイズはもちろん、適切なポジション設定がなければ高価なフレームも宝の持ち腐れになってしまいますし・・・。

    返信削除
  4. 初心者ロードレーサー2013年12月29日 1:23

    国内完全生産というのがすごいですね。生産が台湾で行われたヨーロッパのブランドは「Designed in Italy」といった文字をわざわざ付けたり、キャノンデールは「Handmade in USA」と強調してますが「Made in Japan」復活です。一昔前の亀山工場ではないですが、日本のものづくりの力を見せ付けて欲しいものです。
    ただ仰る通り、良くも悪くもブランドイメージが先行するロードバイク市場だけに、グランツールなりで勝てるチームに供給してブランドイメージを世界展開することになるんでしょうね。まあアメリカで誰も知らないフレームに乗ってレースで勝つというのはそれはそれで目指しがいがありますが。

    返信削除
  5. フレーム重量、650gはすごいの一言。YONEXの発表はどこぞの海外メーカーの大本営発表と違うでしょうから、大いに期待できそうですね。
    あれ?そしたら初心者ロードレーサー様の場合、重量的にはサドル>フレームということに…w
    資料のフレーム&フォーク重量ですが、これはこのデータに限らないのですが、ヘッドパーツ部分がごっそり抜けてますよね。
    プレッシャーアンカーやヘッドパーツベアリング×2等で、計100gくらいあるでしょうか。
    シートポストは250gはちょっと…w
    ちなみに手持ちのシートポスト(31.6)では、3T Palladio Teamが198g、PRO Vibe7S アルミが226g。そしてなぜか所有しているC-TECSが113gでした。

    返信削除
  6. 初心者ロードレーサー2013年12月30日 3:47

    大本営発表・・・、何度それに泣かされたことか・・・。しかも軽さをセールスポイントにしてるサドルで公表値より10グラム以上重いとかザラですからね。それでいてイ○リア製の100%ハンドメイドだからという説明というか言い訳・・・。
    仰る通りそうなるとサドルの方が重くなってしまいます。。。まあフォークやヘッドパーツ、コンポも合わせれば十分重くなるので重心の低さは保てそうですが。
    それにしてもシートポストは250gはいやらしすぎですね。超軽量メーカーのDash Cycleが出しているものではフルカーボンで89gというものもあります。250gでシートポストを加算して「SuperSix EVOより15g勝ってます」っていうのもなんだかなぁと。YONEXのフレームがなくてこの資料の重量比較図だけ見たとしたら、「んじゃあSuperSix EVO買おう」で決まりですね。

    返信削除