2015年第5戦:アッパーフリーホールドTT

第5戦は、前回のソマセットに似て上りもあるローリングのサーキットコースとなっているアッパーフリーホールドタイムトライアル。

車で1時間強、ニュージャージーの南方にあるアッパーフリーホールドへ。



アッパーフリーホールドタウンシップ、近くにはトレントンという町があるサーキットコース。

ソマセットと同じく2年目の参加となる今年。

後半の上りがきついレースなので気合を入れて出発。

長閑な丘陵地帯に入り、レース会場に到着。



前回のソマセットとは大違いで到着早々スムーズにゼッケンのレジストとトイレを済ませてウォームアップ開始。



と、思ったが、なんとフロアポンプを忘れてきてしまったことに気付く。

スキンスーツを忘れたサンディフックと違い、幸いフロアポンプは簡単に借りられるので近くの選手に貸してもらって空気を入れる。



少し風が出ているものの、そこまで強風ではないのでZIPP 808 Firecrestで。



ウォームアップを終えて出発。



星条旗を見るとやや東風。



スタート地点までは2マイルほどなので自走。



スタート地点に到着するとすでにスタート待ちの列が。





が、まだ少し間があるので付近を走行。



同じように手(脚?)持ち無沙汰で走ってる人たちが。





スタートラインに並ぶ。



カウントダウンと共にスタート。




今回のペダリングは一点集中型。3時付近にピンポイントで重力と一緒に大腿のコンセントリック収縮で踏むというむしろ楕円リングに適したようなペダリングで臨んでみる。

まずは開始早々前走者をパス。



少々の追い風に乗せて、良いペースで最初の鋭角コーナーへ。



ニュージャージーのステートチャンピオンに言わせれば、このアッパーフリーホールドTTはまさにジェットコースター



ローリングが続き、下ったと思ったらきつい上りの繰り返しで脚を奪っていく。



一方ダウンヒルに入ると一気に時速50kmを越えていき、その緩急がまさにこれぞTTという感じである。



彼の言葉を借りるなら、タイムトライアルとは特定のコースプロファイルで「最速」を追求する芸術である。



もちろん自分はまだその域に達していないのでヒーコラヒーコラ踏む。



ただこうしてスピードに乗るとそれはそれでそのアートの一端を垣間見ることができる。



が、後半のシケインに高速で突っ込んでいくと、道路を間違えた一般サイクリストか、道を折り返そうと予測不能な動きをしている・・・。



かなり減速して安全に通過したものの、このシケインはコースのキーポイントで、その後すぐにヒルクライムになるため一度モメンタムが落ちるときつい。



体力を奪われ、さらに小雨もぱらついてきて、あとは気力の勝負でバヒンバヒン言いながら踏む。



それでも最後はまたジェットコースター復活で高速区間。



ボロい橋を高速で突っ込むこの快感。



最後の上りを気力で越えてフィニッシュラインを通過。




ゴール後、息を整えているとこれからスタートする人たちが。



サーキットコースのためゴール地点のすぐ傍がスタート地点になっている。



雨が降り始めた一方で風は弱まっているので自分の時とは環境も変わっている。




クールダウンがてら駐車場までゆっくりとサイクリング。



駐車場に到着。



また来年も走ろう、そう思わされた良いコースであった。




帰宅後は寿司で体力回復。




やはりTTは気持ちいい。

自分ももっとこのTTというアートを極めたいものである。

2 件のコメント :

  1. 白橙アクア2015年6月13日 11:12

    レースお疲れ様でした。やはり具体的な目標があると、トレーニングもやりがいありますね。
    スタート待ちの人達のガチ装備っぷりが、すごく異世界の雰囲気ですw

    返信削除
    返信
    1. 逆に自分の場合は何かしら目標がないとモチベーションが保てないのでレースを止めたら一気に太ってしまうという不安があります。こちらはママチャリが普及してない分、自転車といえばスポーツを指すことが多いのでガチな人が多い一方で裾野という点では日本の方が潜在的には大きいのかもしれません。

      削除