そしてクリートの写真ですでに気付いていた方もいるかもしれない・・・。
そう、クリート位置を一番手前(踵側)にしているのである。
きっかけはウエイトトレーニングと筋肉との考察。
これまでも何度か書いてきたが、自分はペダリングに使う主動筋を切り替えるようにしており、その中でもやはりメインはポステリオール筋肉群。
そして先月の40km タイムトライアル後に筋肉が一番疲労していたのも臀筋とハムストリング。
この結果は自分の目的としては合格点。
そもそも速筋優位の大腿四頭筋に比べ、ハムストリングも臀筋も遅筋優位であるので、スプリントが不要で長時間中強度を維持し続けるタイムトライアルで臀筋とハムストリングが疲労するのは想定通りである。
逆に40kmのタイムトライアルで速筋群が疲れていたら、非効率な筋肉の使い方をしていたということで、適材適所ならぬ適筋適所ができていなかったことに他ならない。
そして自分の主戦場はヒルクライムにタイムトライアルであり、どちらも遅筋優位の世界・・・。
つまりは、如何にポステリオール筋肉群を効率よく使っていくかを追求していくことになる。
その解の1つとして試しているのがミッドフットクリート。
ミッドフットクリートといえばバイシクルクラブの5月号でも特集があった。
テスト結果曰く、「効果があり過ぎてUCIが禁止にしそうなくらい」とのこと。
|
アダム・ハンセンのインタビュー記事では、土踏まずに近い位置にクリートが取り付けられた特製カーボンシューズも紹介されている。
ウエイトリフティングからのアプローチでアダム・ハンセンと同じ方向に辿りついたというのも面白い。
市販のシューズを使っていた時は、通常よりも後ろに自分で穴を開けてクリート位置を後退させていた。他の選手たちを見ればわかるけど、クリートを一番後ろまで後退させている選手ばっかりだ。どうしてシューズメーカーがクリート穴をもっと後退させないのか理解できない。
来日したハンセンに直撃 機材や独自のポジション理論について語るインタビュー
本格的なミッドフットクリートにするにはSPD-SLシューズの改造が必要だが、SPDシューズは縦の調整幅が広い※ので、一番手前につければミッドフットクリート的なポジションを出すことができる(※SPD-SLシューズの場合、シューズ側の穴の位置が固定されているが、SPDシューズはシューズ側で穴の位置を前後に移動させることができる)。
来シーズンまではまだ時間があるのでいろいろ試していきたい。
目指すはアダム・ハンセンである・・・。
全部が関係あるかはわかりませんが、ミッドフットクリートにするために足回りを選ぶとき以下3点気にしてます。
返信削除1.ソールがなるべく平らな靴にする
ミッドフットクリートでつま先のそりが強いと力を入れにくく感じる。
メーカーによってそうでもないかもしれない?ただの感覚なので全然定量的じゃないですが。。
2.靴は限界まで小さいサイズ
小さいサイズの方がクリートをかかとよりにできる。
靴下は薄いのにする。
3.上下調節が大きくできるクリートを使う
いまのところスピードプレイ。もっといいのあるかも?
ソールが平らというのは私も同じ感覚なのでよくわかります。ウエイトリフティングでは裸足や足袋といった平ら(というより裸足)に近いものが好まれるので同じ原理なのかもしれませんね。本格的にミッドフットクリートにするのであればやはり専用シューズなり自分で穴を開けるといった選択肢になるのでしょうが、専用シューズは高いのでおいそれとは手を出せないのが辛いところです。
削除