発表資料を見てみると・・・・
サドル、カゴはわかる。
タイヤは空気が入らない構造のパンクレスだというしシャフトドライブもメンテナンス性はよさそう。
が、気になったのはホイール周り。
片持ちホイールと5スポーク
「片持ちホイール」・・・。
「デザイン性の高い5スポークのホイール」・・・。
片持ちホイールは両持ちに比べて耐久性は落ちそうだし、中華カーボン爆発事件を経験した身としては、5スポークのホイールの耐久性にも不安を感じざるをえない。
ただでさえ不特定多数に利用され、どんな乗られ方をするかわからないシェアバイク。
歩道を走ったり段差をガンガン抜重もせずに走る人もいることを考えると、走っている最中に壊れたら傷害事故に発展しそうである。
となると、デザインよりも耐久性&安全性を優先した方がいいように思える。
ちなみにニューヨークのCitibikeはスポークがっつりで剛性抜群。タイヤはパンクレスではないが、耐パンクタイヤを装着し、窒素充填により通常の空気よりもエアが抜けにくくなっている。
泥除けフェンダー
あと気になるのが泥除け。
Citibikeでは泥除けががっつり被さっているが、mobikeでは申し訳なさげ程度に、むしろ反射板装着用のようなものがあるだけ。
そもそも雨天での利用を想定していないのかもしれないが、雨が降っていなくても水溜まりや路面が濡れている場合の泥跳ねを防げなさそう。
スポーツバイクならウェアもスポーツ用のを着ているので汚れても落としやすいが、洒落たコートを着た女性とかが日常使いで使った場合にコートの背に泥が跳ねるのはNG。
こういった一般用途のシェアバイクこそ泥除けをしっかりしてもらいたいところである。
乗り捨て型とドッキングステーション型
もう一つは他でも言われていることだが乗り捨てという利用スタイル。
Citibikeのようにドッキングステーション型であれば駐輪箇所が限定かつ予め確保されているので邪魔にならないが、乗り捨て自由の場合、実際に中国では道を塞いだり車や歩行者の邪魔になったりということが問題になっている。
以前欧州にレースに行ったときにも各国でシェアバイクを見かけたが、乗り捨て型になっていたのはドイツのケルンで見たシェアバイクくらいで、ルクセンブルク、ブリュッセル、アントウェルペン等、ドッキングステーション型のシェアバイクが主流であった。
別にニューヨークに肩入れするわけではないが、中国の自転車シェアが発展途上&問題多発中であることを考えると、中国よりも欧米型を参考にした方が良かったのではないかと心配になってしまう内容であった。
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