レース前のカーボディプレートのテーパリング、体重調整については当時のエントリで記載したとおり。
レース前からの推移はこんな感じでリバウンドを繰り返していたものの、最後の一週間で一気に落とすことができた。
ちなみにナトリウムは厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(PDFリンク)」では1日の必要量600mg、目標量3200mg未満となっているが、電解質バランスの調整はリスキーなのでギリギリまでせずにほどほどで抑えている。
レース前日の金曜はカーボローディングの名の元に食い過ぎてしまったものの、体重もミネラルバランスも狙っていってターゲットに持っていけたので合格点(ただレース後の土曜の食い過ぎは余計・・・)。
グレイロックヒルクライムTTとボディメイキング
これだけ見ると万々歳なのだが、当時もコメントしていた通り、レース当日、レース後に爆食いしてしまっている。
思えばこの爆食いから決壊の兆しが出始めていたのかもしれない・・・。
爆食いの中身を検証
まずはカーボローディングの名の下に行きの車の中で食いまくったティムホートンズのドーナツ。
さらにハヌタとプロテインバーによって移動中だけで1500kcal以上の摂取・・・、しかも大半が糖質というダブルパンチ。
そしてレース後、山頂で一気に2つ食いしたチョコチップクッキー。
2つで400kcalかつ糖質54gと強力。
ランチは普通にビーフシチューとミネストローネを食べてしまい。
そして帰り途中にクリームたっぷりのスタバのフラペチーノ。
トールサイズでも※1杯で320kcal、糖質39gでドーナツより性質が悪い(※アメリカではVenti>Grande>Tallのサイズ順になる)。
極めつけは夜に食べたチョコミントアイスクリーム。
止まらずに200ml分、533kcalに53gの糖質摂取でトドメ。
こうしてやっちまった感満載の週末となったのだが、そこはまだオンシーズン。
月曜からは自転車通勤も再開して通常営業の摂取カロリーに戻る。
と、47.8kgから48.7kgまで増量したものの、火曜朝には48.0kgまで戻し、「なんだ、このくらいならまだ太らないんじゃん」と気を許してしまう・・・。
そして水曜の夜・・・。
Ben & Jerry'sのミントチョコクッキーを食べたら止まらなくなる・・・。
もちろん糖質中毒のことはわかっているし、糖質によってさらに糖質を欲しくなる悪循環が始まっていることは頭では理解している・・・のだが本能にはかなわない・・・。
糖質も甘味も薬物依存と同じ作用をすることが動物実験などで明らかになっています。快感を求めて甘味や糖質の摂取を求め、次第に摂取量が増え、摂取しないとイライラなどの禁断症状が出てきます。ラットの実験で、コカインよりも甘味の方がより脳内報酬系を刺激するという結果が報告されています。つまり、甘味はコカインよりも中毒(依存性)になりやすいという実験結果です。砂糖の多い食品や飲料の過剰摂取は甘味による快感によって引き起こされ、これは薬物依存との共通性が指摘されています。そこで、甘味による依存性(甘味中毒)と薬物に対する依存性(薬物中毒)のどちらが強いかを比較する目的で実験が行われています。
この実験では、ラットを2つのレバー(ドアの取手)があるケージに入れ、一つのレバーを押すとコカインが静脈注射され、もう一つのレバーを押すとサッカリンの入った水を20秒間だけ飲めるような仕組みを作って実験しています。するとほとんどのラットはサッカリンの入った水を飲むレバーを多く押したという結果が得られたのです。サッカリンは砂糖の200倍以上の甘味があるカロリーゼロの人口甘味料です。コカインは中枢神経を興奮させて強い快感を得るので薬物依存症(薬物中毒)になりやすい覚醒剤です。サッカリンの代わりに砂糖でも同じ効果でした。サッカリンに対する嗜好はコカインの投与量を増やしても変わらず、コカイン中毒になったラットを使ってもサッカリンの方を選ぶという結果が得られました。つまり、この実験結果は、甘味に対する中毒はコカイン中毒よりも勝るということを示しています。
大和薬品株式会社 糖質と甘味は中毒になる
まさに糖質中毒のスイッチが入ってしまい、続いてマグナムのミルクチョコレートヘーゼルナッツアイスを1パイント一気に食べ尽くす・・・。
これだけで1020kcalかつ糖質88gと恐ろしい状態に。
まさにアイスは鬼門・・・。
なまじ溶けると水分なので腹に溜まらない上に満腹感が起きにくく、際限なく食べれてしまう。
そういう観点から逆に参考になるのはYouTubeなどで見ることができるカロリーチャレンジ。
「1日で何キロカロリー食べられるか」といったいわゆる大食いチャレンジなのだが、見ているとアイスやお菓子、ドーナツ、ファストフード、ジュースで大食い記録を達成している人が多い。
ということはアイスやお菓子、ドーナツは「効率よく」高カロリーを摂取できる選択肢であり、それを反面教師として、カロリーを抑えて満腹感を得たい場合はそれらの食品を避ければいいということがわかる。
わかっちゃいるのだが・・・、にも関わらずアイスを食べてスイッチが入ってしまったのが運の尽き。
ベンジェリとマグナムのコンボで、夜の寝る前という最悪の時間帯に2061kcal、糖質191gという暴挙・・・!!!
この日はそれまでは1600kcal前後で着地できるように節制していたのだがこれで台無しで1日の摂取量は3606kcalに糖質249gと莫大に。
2月から摂取カロリー記録を取り始めて以降、最大の摂取カロリーになってしまった・・・。
まだあと一戦残っているのに・・・。
やっちまった・・・。
終わった・・・今シーズン・・・。
それでも無駄な抵抗で翌日からまた節制を始めて2000~2100kcal、糖質もPFCバランスで20%台に収まるよう調整をしていく・・・。
と・・・、その後の体重経過はこんな感じに・・・。
なんとあんなに絞ったグレイロックレース前の47.8kgを下回り、47.7kgで安定推移・・・だと・・・!?
あれだけ食欲崩壊して爆食いしたのはいったいなんだったんだ・・・。
これが噂に聞く、チートデイで停滞期打破というやつなのか・・・。
チートデイ効果でレプチンが一気に分泌された結果、亢進した代謝が摂取を上回ったのか・・・。
1日くらい食っても太らねぇ!!.。゚+.(・∀・)゚+.゚
この件以降、メタボリズムについてのめり込んで人体実験という名の爆食いを繰り返すことになるのであった・・・。
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