実はここ数年、ブロンプトンを完全に折り畳んだ状態にしたことは数えるほどしかありませんでした!
毎日折り畳み自転車で通勤しつつ、乗り換え候補の条件で折り畳みのサイズがうんたらかんたらとこだわっていたくせにと思われるかもしれない。
が、そもそもアメリカでは自転車(折り畳み自転車に限らずロードバイクも)はそのまま電車の中に持って入ることができるし、したがって日本のJRのように「駅構内では車輪含めて完全に袋に入っていないと不可」といった輪行規制もない。
自転車で輪行せず、オフィスビルでの出し入れのときのみ折り畳む必要がある自分の場合はさらに制限がゆるく、とりあえずフルサイズでビル内に入れると注意を受けるので、ある程度コンパクトにして荷物のように転がして運べれば十分で、逆に言えば完全に折り畳む必要性がなかったのである。
で、じゃあ自分がどうやってブロンプトンを運んでいるかというとこんな感じ。
そう、あえてシートポストをしまわずに伸ばしたままにしているのである。
完全折り畳み状態にすると、少し腰を曲げてかがまないとフレームに手が届かないが、こうすることで直立姿勢のまま、サドルを掴んで転がして運ぶことができる。
転がす際のメリットに加え、まさにガウォークのように、ものの10秒ちょっとで走行状態まで持っていけるのも強みで、シートポストの位置を変えなくて済むのでポジション出しを毎回する必要もない。
以前はテープやマーカーで印をつけて毎回同じサドル高になるようにシートポストを出し入れしていたが、毎日それをやるよりはやらないで済むほうが折り畳み時間の節約にもなる。
そんなこんなで、「走行可能状態でもなく、完全に折り畳んだ状態でもない半折り畳み状態」を自分は勝手にガウォーク形態と呼んでいる。
一方でブロンプトンをショルダーバッグみたいな輪行袋で覆って担いで運びたいという場合には適さない。
ちなみに輪行袋で覆う必要がないというきはストラップでも担ぐ形態にすることができるので使用用途に応じて使い分けていただきたい。
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