それはルームランナーで50km走を走ってみること。
5月の時はそもそも総走行距離に注力していたこともあり、1日50kmに挑戦するとたとえ走りきれたとしても翌日以降の走行距離積み上げに影響が出そうで踏み切ることができなかった。
実際、週末は42.195km走っていたものの、そこから追加で7km強走って50km走に行くこともせず、その実現は持ち越しとなった。
そして6月、今月の目標はあくまでネットカロリーバランスということで総走行距離の目標を外したため。体力がある時に超長距離のチャレンジもできる環境になった。
ということで週末に50km走に挑戦。と言ってもこれまでにもマラソンの距離ならルームランナーで18回走っているので途中までは同じように走る。
そこから追加で7km踏ん張って50km達成。
かかった時間は休憩無しで4時間48分。
1kmあたりに換算するとキロ5分44秒ペース。
もちろん実走とは違うので実際の50km走の参考にはならないし、実走で一番重要な着地筋へのダメージがルームランナーでは少ない。
特に自分の場合は自走式ルームランナーなので18%の勾配をつけており、着地衝撃は無いに等しいと言ってもいいかもしれない・・・。
ここが一番心配しているところで、実走ではたとえ体力や心肺機能が保っても、着地筋が耐えきれずそんなに長距離を走ることができなくなるだろう。
とはいえ、着地筋以外の部分であるハムストリングや腱や靱帯へのダメージはそれなりにあり、特にハムストリングは勾配がついていることもあってある意味実際の走行よりも負荷が高いなっているかもしれない。
その結果40kmを超えた辺りからやはり痛みが出てきた。
さらに自分はソックスのみでシューズを履かずに走っているので、フォアフット着地のみで50km走ることになった。
実際に試していただくと分かるが、裸足では自然にフォアフット着地になるので、ある意味裸足ランニングはフォアフット走法強制ギブスといえる。
フォアフットでつま先側で着地するようになるため、足の前方、特に母趾球付近へのダメージがひどく、皮がむけることはしょっちゅうだし、この時も足の痛みがつらかった。
一方で効果的だったのは40kmあたりからあと10kmというところで音楽をかけ始めたということ。
ノリのよくテンポのいい音楽をかけ始めたことで気持ちがリセットされて、精神的にはそこまできつく感じずに50kmを走り切ることができた。
実際、海外で行われた研究では音楽を聴きながら走るとパフォーマンス向上に効果があるという結果が報告されているので、実証済みの方法といえる。特に長距離になればなるほど中だるみしやすくなるので、今後もこの方法は効果的に取り入れていきたい
音楽は、痛みや疲れを忘れさせてくれたり、気分を盛り上げたり、持久力を上げたり、努力を努力と思わないようにしてくれたり...代謝を促進する効果さえあるかもしれません。音楽を聴いている時は、気付かないうちに普段より速く走ったり、より長く自転車を漕いだり、より速く泳いだりします。
ロンドンにあるブルネル大学のCostas Karageorghis氏(運動中の音楽の効果を研究している世界的に有名な心理学の専門家)は2012年の研究で、音楽は「運動能力を向上させる合法的な薬物のようなものだ」と書いています。
科学的に判明! 運動中の音楽はパフォーマンス向上に効果アリ
ということで50km走ってみたが、単なるGarminのバッチ以外に得られたことは、自分はやっぱり走るのがあんまり好きなんじゃないんじゃないかということ。
こんなに走っといて気づくのが遅すぎだと突っ込まれそうだが、この点について考察してみたいと思う。
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