2010 TD Bank Five Boro Bike Tour

Five Boro Bike Tourに参加。



このベストを着て参加する。着ていないと不正参加者としてルートを走れない。



ルートはこのような感じ。



なんといっても最大の特徴は全ルートTraffic Freeであるということ。交通規制をしてくれて自動車道を快適に飛ばすことができる。そして目玉は普段自転車走行禁止なFDR(Franklin D. Roosevelt East River Drive)とBQE(Brooklyn Queens Expressway)という高速道路と、Verrazano-Narrows Bridgeという橋を走れること。

朝7時、ぞくぞくと集まる参加者たち。



マンハッタンのシティホール前にも自転車がいっぱい。



到着が遅く先頭は遙か先。

途中で止められて集団に並ぶ。



後ろにもまだまだたくさんの人が並ぶ。



待つこと1時間、やっと集団が進みはじめ、スタートラインが遙か向こうに見えてくる。



そしてスタートラインを切る。



街道からの声援に応えていると、いきなり1.5メートル左で、二台の自転車がクラッシュ。

これまでのイベントと違い3万2千人という参加者。

ママチャリ、マウンテン、BMXなど、いろんな運転、速度を出す人が混雑する中でいかにトラブルを避けつつ走るかが重要になってきそうだ。

一方、交通規制がかかっているので道路は非常に順調。

4車線を幅いっぱいに使い自転車の集団が北上していく。

ほどなくしてセントラルパークに到着するが、そこでいきなり渋滞に。



普段遅く走っている道路が速く走れて、普段飛ばしているセントラルパークでバイクを降りて歩くというのは逆説的でおもしろい。まあセントラルパークは道幅が細いのでしょうがない。

セントラルパークを抜けると一般道に戻るが、ところどころ車を通すためにSTOPがかかる。

STOPがかかった後は先の集団に追いつくためにスタートダッシュになる。

集団の先頭に出て走るのは気持ちがいい。ここで47km/hを記録。



次はThe Bronxに渡る橋の前で渋滞。



子供も走る。

というか、こんな小さい頃からSpecializedのヘルメットをしているとはなんてナマイキなガキ恵まれたお子さんだろう。



The BronxからまたManhattanに戻ってきて、今度は高速道路のFDRを南下する。



そしてQueensboro Bridgeに差し掛かる。



Queensboro Bridgeの上でまた混んできて、すぐ右隣を走っている男の子の前輪が、前の自転車の後輪と接触。すぐ1メートル横で転倒。こわいなぁ。



で、ついに集団はまたストップしてしまう。



Queensboro Bridgeを渡りきる。

後ろ三分の一はここで北上せずにいきなり南下する迂回コースを案内されるということで飛ばしてきたが、前の方に入れたようで、Queensに入ってからは北上。



Astoria Parkの休憩所に到着。といっても混んでいたので水だけ補給した。

ちなみに上に見えているのはTriborough Bridge(正式名称Robert F. Kennedy Bridge)。



休憩所を過ぎるとひたすら南下してBrooklynを目指す。



BQEという高速道路に入る。Brooklyn Queens Expresswayというその名の通り、BrooklynとQueensを結ぶ高速道路。



BQEを自転車で走るのはこれがはじめて。



BQEは半地下から高架に出て、そこからまた海岸線に行くなど起伏に富んだ高速道路なので走っていて面白い。



海岸線沿いを走る。海の冷たい風が吹いてきて一気に天然のクーラーをかけたよう。



そこで三人乗り自転車に遭遇。

頭の中で「おしおきだべー」のセリフとともにドロンボーのテーマが流れ出したのは言うまでもない。



そうこうしているうちに眼前にVerrazano-Narrows Bridgeが現れてきた。



ぶっちゃけ今回はVerrazao-Narrows Bridgeのために走っているといっても過言ではない。

1981年までは世界最長の吊り橋で、現在でもアメリカ国内最長の吊り橋であるVerrazano-Narrows Bridgeは、普段は自動車しか通れず、自転車は歩行者は通ることができない。それが一年に一回だけ自転車で走れるのが、他でもないこの5月2日のFive Boro Bike Tourなのだ。



待ちに待ったVerrazano-Narrows Bridgeの手前で最後の休憩所に入る。

主催者側もVerrazano-Narrows Bridgeが目玉であることを承知なのか、Verrazano-Narrows Bridgeをあとは渡るだけというのに、ここに休憩所を設けている。

バナナとパワーバーを食べて、水を補給し、トイレを済ませる。ちなみに上に見える橋はもちろんVerrazao-Narrows Bridge。



休憩所を出発するとほどなくして橋入り口に到着。

二層式のVerrazano-Narrows Bridgeの下層に突入していく。



Verrazano-Narrows Bridgeは、爽快としか言いようがない。



全長1,298mの橋の前半はひたすら登り。バンバン抜いていくのは気分がいい。

弱虫ペダルのように100人近く抜いていくのは爽快だ。



そしてVerrazao-Narrows Bridgeを渡りきったらすぐにゴール。

ゴール地点でニューヨーク市警の自転車を発見。NYPDのロゴ入りTrekは珍しい。



帰りのStaten Island Ferryがものすごく混むと聞いていたのでゴール後すぐにフェリー乗り場に向かうことに。

フェリー乗り場までの3マイルの道もExpress Exitということで交通規制がしかれていて、まだまだ祭りは続くよという感じ。



海岸沿いをフェリー乗り場に向かって爆走していく。



フェリー乗り場に到着すると15分待ちで船内に。かなりのキャパシティーがあった。



30分くらいして動き出し、自由の女神を左手に横切っていく。



そしてManhattanが近づいてくる。



Staten Island Ferryのドックに接近。



接岸。



実はここで終わらず、家に帰る途中、シティホール付近を走っていたときに、なんと痛恨のリアタイヤパンク。

しょうがないので地下鉄で帰ったが、地下鉄で一緒になったCannondale乗り2人と自転車談義をしながら帰る。

夜はチャイナタウンのNyonyaというマレーシア料理屋で、トムヤムクンを食べる。

レモングラスの酸っぱさのクエン酸が筋肉痛に効くとともに、塩分が低ナトリウム血症に効き、スープも水分補給に。



ということで、総括としては「距離の割にかなり疲れたが楽しかった」というところだろう。

やはりペースがつかめないママチャリたちの中に混じって常に気にしながら走ってたのが精神的に疲れたのだと思う。

結局目撃したクラッシュ、転倒は合わせて3回。それ以外にも倒れて手当を受けている人や、中にはペダルが外れて押して歩いている人もいた。

ただFDR、BQE、Verrazano-Narrows Bridgeと走れるのは素晴らしい。さすがは全米最大の自転車イベントだけはある。

来年はもっと前の方で走りたいものだ。


4 件のコメント :

  1. 初めまして。僕も参加してました。いい天気で、いい天気すぎて日焼けしていまいました。
    ��゙ェラザノブリッジちかくで海からの風が冷たくて気持ちよくなかったですか?
    おたがいお疲れ様でした!

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  2. 初心者ロードレーサー2010年5月8日 14:58

    本当に良い天気でしたよね。去年は雨だったようなので今年はラッキーだったと思います。ちなみに私はアームカバーとレッグカバーを着けて走ったせいで日焼けは避けれましたがその分暑かったでした。たしかに海岸沿いの道に入ったらクーラーでもかかってるかのように一気に涼しくなって気持ちよかったですね。お疲れ様でした!
    今度ニューヨーク近郊の自転車イベントでもまとめて掲載しようと思ってますんでご参考ください。

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  3. 去年は一日冷たい大雨で大変でした。
    ことしはおいしくビールが飲めて最高でした。

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  4. 初心者ロードレーサー2010年5月11日 15:36

    去年も出られたんですね。今年はフェリー乗り場の手前でビールを飲んでる参加者がいっぱいいましたが、一緒に走った友人はフェリーの中で乾杯してました。これからの他のイベントも天気がいいといいのですが・・・。

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