ちなみに、コメント欄ではブログの機能上、リンクも貼れなければ、表組みを作ることもできないので、本エントリでの回答となってしまったことをご容赦いただければと思う。
といういのも,精製プロテインが安すぎて品質に疑念を持ったからなのです。
両者のタンパク質単価(1g)を比べると,
牛乳(生乳 1L@150円として)=25円
精製プロテイン(walmartの2LBS@$15のプロテイン)=約1.3円
つまり,両者の価格差は約20倍となり,余りにも開いています。
��両者の比較が日本産生乳とUSの精製プロテインであることはご了承ください。)
当然ではありますが,精製プロテインの原材料は牛乳であるわけですが,この価格差から想像するとすれば,原材料となる牛乳の品質に疑問を抱かざるを得ません。
製造過程では巨大な沈殿槽に牛乳を流し込み,時間の経過と共に分離した上澄み,すなわち乳清を取り出すことを精製と呼んでいますが,その原材料となる牛乳が安全の確認できない乳牛からのもの,もしくは品質に問題のある牛乳など,少なくとも生乳として販売出来ない破棄寸前の品質のものがあることは否定できません。精製元の牛乳の産地も明らかにされておらず,「日本産」と記載のある国内の精製プロテインさえ,原産国はオーストラリアにて精製された出所の怪しい精製プロテインです。
アスリートは短命な方が多く,また大病を患う方も多いと聞きます。
もちろんプロテインのため,というわけではなく,他にも沢山原因はあるでしょう。
しかし私はロードバイクを出来るだけ長く楽しむため,豆腐や卵など,精製されていない食物から摂ることを選択しました。
確かに生の食材からタンパク質を取ることは非効率的でめんどくさいものです。
しかし,私には精製プロテインが,BSEと同じ構造に見えて仕方ありません。
初心者ロードレーサーさんはプロテインについてどうお考えですか?
出来たらコメントを頂けると幸いです。』
まず質問の内容を、文字色を使って以下にカテゴライズさせていただきたいと思う。
1.プロテインのタンパク質単価は牛乳に比べて安すぎる
2.プロテインの品質を信用できない。
3.アスリートが短命、大病を患う原因のうちの1つとして、プロテインのせいである可能性もある。
4.よって、精製食品を取らず、非精製食品からタンパク質を摂るようにしている。
各ポイントについて、1つずつ回答していきたいと思う。
■1.プロテインのタンパク質単価は牛乳に比べて安すぎる
まず、自分にとっての基本認識は、「プロテインのタンパク質単価が通常食品に比べて安いのは当然」であるということである。
そもそも、タンパク質を効率良く摂る目的で商品化されたのがプロテインである。もしプロテインより、通常食品の方が安く、より多くのタンパク質が摂れるのであれば、プロテインという商品の存在意義自体がなくなってしまう。およそ「美味しいものが食べたい」という食欲を満たさないプロテインである。他の、いわゆる一般食品に比べて、タンパク質単価面での競争力がなければ売り物にならないだろう。
一方、牛乳はタンパク質を摂るためだけに開発された商品ではない。食文化として人々の生活に根付き、それ自体食の嗜好を支える嗜好飲料となっている。つまり、美味しくて飲みたいから飲む、或いは、シチュー、スープ等々の料理材料としても使われる牛乳という嗜好食品と、味も度外視でタンパク質を摂るために作られたプロテインとにおいて、タンパク質単価だけで商品の質を比較することはできないと思う次第である。
ちなみに、価格差がそのまま品質差になるわけでもなければ、製造原価が販売価格に正比例するわけでもない。例えば、ハンバーガーの原価は約60~80円、ポテト約15円、炭酸系ドリンク8円である。「ポテトとドリンクをご一緒に頼むとお得ですよ?」というファストフード店のセリフは、店にとってお得である(利益率が高い)ことはご存知の通りである。
また、原産地によって質が一定ではないのは当然であるが、人件費、土地代、経済格差、為替レート等々、たとえ品質が同じであっても、様々な要因で価格は変わってくる。
■2.プロテインの品質を信用できない
このように、市場における価格設定には様々な要素が絡み合っており、価格差があるから品質が悪いと決めることはできない。
例えば、アメリカの大型スーパーでは、コーラは2リットル1ドル(80円)で売ってるが、日本では(価格は違うものの、Amazonの8本セット売りを参考)1.5リットルが176.5円で売られている。
これを表にして比較すると以下のようになり、1リットルあたり、アメリカのコーラは日本のコーラの約3分の1の値段となるが、アメリカのコーラは日本のコーラより3倍質が悪いのであろうか。
価格 | リットル | 1リットル当たり |
---|---|---|
176.5円 | 1.5 | 118円 |
80円 | 2 | 40円 |
■3.アスリートが短命、大病を患う原因が、精製プロテインのせいである可能性もある
質問中でも、「もちろんプロテインのため,というわけではなく,他にも沢山原因はあるでしょう。 」とある通り、原因が1つに特定かつ証明されているわけではないので、可能性の1つとして否定、立証することができない。よって、「その可能性もあるし、ないかもしれない」という回答しかできないが、個人的意見としては、アスリートの短命、大病の原因は、その不健康かつ不摂生な生活、体にあり、プロテインはそのうちの1つでしかないと思う。
すなわち、標準体重やBMIが示すとおり、体脂肪は20%台が標準(タニタの体脂肪Q&A参照)であり、いわば現代人として健康的な人生を送るのに適した範囲である。一方、プロロードレーサーであれば、体脂肪率一桁台は普通である。
アスリートにおいては脂肪は余分なもののように見做されているところがあるが、生命維持という観点においては、脂肪はもっとも効率的にエネルギーを貯蔵できる重要な体組織である。三大栄養素中、炭水化物とタンパク質は1グラムで4kcalの熱量を生成できるが、唯一脂質においては1グラムで9kcalの生成が可能である。例えば山で遭難したとき、タイタニックのように海で救援を待つとき、体脂肪が異常に少なければ、その分生存確率が低くなる。
もちろん、飽食の時代の現代においては、むしろ過剰摂取による肥満(日本でいうメタボリック症候群)の方が問題になることが多いが、極端に体脂肪が少ないアスリートも問題である。標準20%台の体脂肪率に対して、一桁台という体脂肪は不健康でしかない。結局、脂肪の摂りすぎも、少なすぎも駄目で、適量を摂ることが健康な生活を送るには重要であると思う。
この点、パフォーマンス向上を目指すアスリートと、健康維持のための運動では根本的に同じ運動でも性質が違う。なぜなら、アスリートは通常範囲を逸脱して過剰に運動能力を高める一方で、健康維持の運動は(体脂肪なり、心肺機能なりを)通常範囲に収めるためのものであるからである。
プロ自転車選手の丸太のような大腿四頭筋も、通常生活を送る上では過剰であって、悲しきかな何の役にも立たない。
そしてプロテインは、筋肉の元となるタンパク質に絞って効率よく摂取するための食品であり、確かにプロテインは(脂肪を少なく、筋肉を多くという)アスリートの体を作る一助にはなるかもしれない。しかし、プロテインをいくら飲んでも筋肉が付かない人や、余計な脂肪を落とせない人がごまんといるように、あくまで運動ありきであり、プロテインの品質が悪いから寿命が短いというのは理論が飛躍している気がする。
■4.よって、精製食品を取らず、非精製食品からタンパク質を摂るようにしている。
精製という点では、醤油、豆腐も、大豆から抽出、精製された食品である。
例えば、豆腐は『大豆を水に浸し、砕いて「呉(ご)」を作り、煮沸して豆乳とおからを分離する。その豆乳を、凝固、くずし、圧搾、成型、水さらしして冷却したものがもめん豆腐。豆乳をそのまま凝固、成型、水さらし、冷却したものがきぬごし豆腐』となる。(日本豆腐教会 豆腐のあれこれQ&A)
醤油、豆腐の中には、「~大豆から作りました」と、精製元の大豆種別が書かれているものもあるが、それですら、その大豆が賞味期限ギリギリのものなのか、既に賞味期限が切れたものなのか、市場に出回る原料の大豆と同じレベルの新鮮なものを使っているのか等々はわからない。
同じく、精製食品である砂糖、塩、そしてそれを使った料理、冷凍食品等に代表される加工食品。原材料の新鮮度合いがわからない以上、それらの食品は全て疑わしきものになってしまう。
生肉問題、毒餃子は言うに及ばず、原産地が記載してあっても虚偽記載であったり、賞味期限ですら改竄されていることも実際に起きている。とはいえ、あくまで一部のものが悪かったのであって、全ての餃子が毒でもなければ、全ての賞味期限が間違っているわけでもない。つまり、「プロテイン=破棄寸前の牛乳を使っている」わけでもないのである。確かに一部のプロテインに品質の悪いものがあるかもしれないことは否定できない。一方で、タンパク質単価のみで品質が悪いと断定することができないことも先に述べた通りである。
ということで、原材料の質云々の話は、プロテインに限ったことではなく、むしろ食全般における「食の安全」の問題である。ニューヨークから車で数時間、ペンシルベニア州にはアーミッシュという人たちがおり、彼らは自給自足を基本に生活を送っている。日本でも、やろうと思えば、砂糖、醤油、塩等、市販の精製されたものを使わず、全て自給自足で生活することも可能であると思う。
��自給自足の生活を送るアーミッシュの人々)
��ペンシルベニア州のランカスターはアーミッシュの人々が住む地域となっている)
■まとめ:プロテインは必要か?
自分個人の意見としては、そこまで過敏になる必要はないと思う。疑わしきは…で、疑問に思ったもの全てを避けて生活(ロードバイクライフ含め)することもできると思うが、先に言ったように、食の安全が問題になっている今、プロテインだけ避けても本当に安全な食生活ができるとは思わない。プロテインだけ摂らず、他の精製食品(砂糖、塩、醤油)や加工食品を摂り続けるのは、ダイエットで間食をしない一方で、主食で食べ過ぎて体重が変わらないのと同じようなイメージを持っている。かといって、すべての疑わしい精製食品、加工食品を避けてアーミッシュのような生活を送るほど出来た人間ではないからである。
ただ、無条件でプロテインを薦めているわけでは決してない。むしろ人によってはプロテインなど飲まなくていい。アスリートと健康維持目的の運動の違いで述べた通り、健康維持のためにロードバイクという趣味を続ける限りは、むしろプロテインは必要無いと思う。適正範囲を逸脱した筋肉、体脂肪は、それが一般的なイメージでプラスの方向(筋肉が多い、体脂肪が少ない)であっても、健康維持という観点では適さないからである。
ヒルクライムが速くなりたい、タイムを縮めたいという思いはロードバイクの趣味を持つ人であれば誰もが持っていると思うが、アスリートとしてのパフォーマンス向上よりも、健康維持の方が目的の主眼であるならば、プロテインを飲まず、一日三食、健康的な食事を続けた方が良いと思う。そもそも、健康維持であればアスリートの目安である除脂肪体重の2倍のタンパク質を摂る必要はなく、除脂肪体重分のタンパク質であれば、プロテインなど飲まなくても通常の食事で摂取することが十分可能だからである。
自分は速く快適に走りたいという目的があるんでプロテインを摂取していますが、確かに健康維持の為に走ってるならわざわざプロテインを摂取する必要なんてないですよね。
返信削除今まで市販の食品とプロテインの、価格差による品質等は考えた事がなかったんで、なかなか興味深く勉強になりました。
品質や安全等を気にしないのも問題ですが、気にしすぎるのも疲れます。
大切なのは各々の目的に合わせたバランスですかね。
はい。やはりそれぞれの(ロードバイク的)ライフスタイルにあわせて選べばいいと思ってます。私の場合、プロテインの品質に神経質になるより、いかに効率的にパフォーマンスを上げるかに神経質になってしまっていますし。(笑)
返信削除食事と同じで運動でも、スプリントやTTといった激しい運動と、LSDといった有酸素運動を比べれば、前者の方が急性的に体を壊す原因にもなりますし、むしろダイエット目的では短時間の高強度トレーニングより、長時間のLSDの方が脂肪燃焼に貢献しますから。時間は気にせず、ゆっくり健康的に体を作っていきたいのであればLSD中心でもいいと思います。
プロテインも同様で、リスクをある程度受け入れても、短期間で成果を出すという効率を求めるのであれば摂取するし、特に急いでなければ摂らなくてもいいしで。まあこの場合のリスクは、原材料の品質の問題もありますが、タンパク質の過剰摂取による腎機能への負担の方が大きいと思います。ただ飲む量は自分で調節すればいい話しなので、適量を守って摂ればリスク自体軽減できますが。
初心者ロードレーサーさんへ
返信削除私の稚拙で要領の得ない質問に対して,非常に分り易く,誠実な記事を書いて頂き感謝しております。
また私の不勉強に対しても的確なフォローを入れて頂き,大変参考になりました。有難うございました。
私の質問は多分に感覚的・感情的な所があり,反省している次第です。
"-食全般における「食の安全」の問題"
初心者ロードレーサーさんのご指摘のとおり,精製プロテインの問題とは,昨今の利益偏重による品質・安全軽視への疑念が根底にあると思います。
安い物はそれなりのもの,むしろ危ないもの,という感覚的思考においては,精製プロテインに尻込みしてしまうのです。それは間違っている,マーケティング的には価格差が生じる事は当たり前の事であって,他の精製食品と同じ構造ではないか,価格に品質は正比例しない,これももっともだと感じます。
しかし,生きる事とは毎日食べることであり,特に初心者ロードレーサーさんの様にアスリートの精製タンパク質の摂取量を考えると,心配になってしまうのです。
(追信)
・自然の食物を、自然に食べる
私は脱サラをし,現在は自作農を趣味とし、別に本業て生計を立てております。口にする精肉や卵,野菜,豆腐といったものも,直に顔を接した生産者から直接買い付けています。
人間の本来の姿とは,自然の食物を,自然に摂ることと私は考えています。
・日本製の精製プロテイン
日本のプロテインメーカー全社に問い合わせた結果では,日本にて精製されているプロテインは皆無でした。
そもそも日本製の精製プロテインなど存在しないかも知れませんが,例えば優良な生産者による北海道生乳で,日本製精製プロテインが実現できれば,自分の子供にも,安心して飲ませられるプロテインになるでしょうか。しかしながら放射能の問題が出てきた昨今においてはむしろ海外製の方が安全かも知れませんね。
高くても、安全(かも知れない)なプロテインの需要はあると思うのですが...
これからも一読者として拝見させていただきます。
お忙しい中,記事に起こして下さり有難うございました。
お体に気をつけてレース頑張ってください。応援しております。
コメントありがとうございます。
返信削除ご質問頂いた内容は、以前のエントリで触れていなかった部分も多く、議論も深まり、他の読者さまの理解も深まると思いますので、非常に助かり、感謝申し上げます。
自作農や、直に顔を接した生産者から直接買い付けれる環境にあるなら、それが一番だと思います。私もそれができるならしたいというのが本音のところで、むしろ一読者さんが羨ましいです。(大都市に住み現代社会にまみれた自分ではほど遠いですが…)
プロテインも、例えば生産者の顔写真が載っているような野菜のように、生産者の顔や日付等、医療で言うインフォームド・コンセプト、説明責任が十二分に果たされていれば信頼のおけるプロテインが可能だと思います。
そういえば、アメリカで売ってる豆乳には、生産地が分かる仕組みができているものもあり、豆乳パックに書かれてある番号をウェブサイトで入力すると、何時、どの州で生産されたものか、原材料の大豆含めて詳細が表示されるようになっています。まあ生産地がわかっても使用した豆の品質(日付は新しくても品質が悪くてそのままでは大豆として出荷できないものを使ってるとか)はわからないので100%信用することはできませんが…。
一方で、市場には需給原理が働くので、通常のプロテインと「品質保証プロテイン」を比べて、通常のプロテインが費用対効果として優れているのであれば、「品質保証プロテイン」が世に出回るのは難しいかと思います。
ちなみにプロテインも自作可能なので、牛乳や大豆から自分で抽出して作ることも可能です。が、単価で見るとやはり高めになるようです。原材料の価格以前に、個人単位で作ると大量生産によるスケールメリットが活かせないことが単価が上がる一番の理由かと思います。
どちらにしろ、食の安全、品質に気をつけるにこしたことはないと思うので、(それでもある程度リスクも許容してしまうのでしょうが)私も効率性と品質との落としどころを考えつつ頑張っていきたいと思います。
古い話にレス入れてすいません。
返信削除プロテインが安すぎてなんだか不安だという話ですが、
実はこれは生産者側の事情を見るとなんてことはありません。
��.ホエイは副産物
チーズを作るときの副産物なんですね。したがって元々は不用品だったものの再利用なわけです。
��.牛乳は生産調整できない
牛は生き物ですから、市場で牛乳が余っても、お乳は出し続けなければなりません。
したがって、景気や季節や流行(まったく人類は勝手ですねw)によって需要が変動しても供給量を急に絞るわけにはいきません。そこで大量に余りそうな乳は直ぐに加工用に回ることになります。(ただし、これは狭い範囲での事情です。)
��.世界と日本の乳製品事情
乳製品はニュージーランド、オーストラリア、ヨーロッパ、アメリカで世界市場の7割を占め、上記のような事情2は全く無関係に、加工品をガンガン製造し、輸出にガンガン回してます。当然価格は安いです。一方、日本はこれらの国から自国の乳産業を守るため輸入品に高関税をかけ、その関税を乳産業の振興に回してますので、価格は高いまま推移していて、海外品との価格差は驚くほど大きいです。(2-5倍。)
こんな事情から見るとプロテインが安いのも納得できるのではないでしょうか?また乳以外のプロテインソースである大豆は乳と違って生産調整つきますし、何しろ汎用穀物ですから圧倒的に安いのは言うまでもありませんね。
すいません、それからプロテインは精製していたとしても、合成ではありませんし、したがって100%天然由来です。精製というところになんだか不安を感じているようですが、物理的にその他の成分を除いていくだけですので、合成したり(も)するアミノ酸やその他から比べるとはるかに安全、安心度は高いのではと思います。従って、プロテインを飲みすぎることで、太ることはあったとしても健康に害があるとことは殆どないと言えると思います。
またそれからプロテインの吸収ですが、最近知ったのですが、たんぱく質の分解吸収にはビタミンB6の働きが必要で、さらにB6が働くためにはB2の働きが必須だそうです。したがって、プロテインだけを摂取してもB6やB2が足りないということになりかねないです。もちろん、ビタミン剤を飲めば一発解決しますが、それこそビタミン剤を常用していると食物から吸収できなくなる危険性は良く言われていますよね。
結局は食物からしっかり栄養を取るという観点は正論だし、間違いありません。でも、特に大量に摂取が必要なタンパク質を、プロテインを利用して摂取するというのは相当便利に違いありませんね、アスリート(たとえホビーであっても)にとって。摂取必要なタンパク質の量から、各食品のタンパク質の量から逆算した食品量と、またそれのカロリーを計算すると、かなり食べるものが限られてしまいますね。毎日ささみ+そばとか(笑)でもボビーレーサーの中には実行しているひともいるようですよ。
初心者ロードレーサーさんのようにガンガン食って、プロテイン飲んで、でその分走りまくる。というのがホビーレーサーの理想に見えます。というのが私の感想です。
最近、プロテインの効率良さからプロテインを愛飲するようになりました。
実は今年から自転車少し練習するようにしたら、体重が減るようになりました。しかも体脂肪だけ減っていればよいものの、筋肉まで減っています。初心者ロードレーサーさんの話(特にカタボライズ)は非常に参考になりまして、プロテインを飲むようになってから筋肉の減少傾向は止まりました。
値段のことについては所詮バイプロですから おりすがりの自転車のり さんの説明で十分かと思います。
返信削除日本で精製されたものがないという点については、規模の問題でしょう。知り合いのチーズ屋さんも1kL/Day程度の牛乳消費量だったような気がしますが、精製の為の設備投資をしたとしても、一体そこから何gのプロテインが取れるのか。彼もホエーを捨てるのは勿体ないと嘆いていましたが、自分で飲むには量が多すぎるし、加工して売るには少なすぎるしで捨てるしかないとあきらめの境地のようでした。
あと、大手乳業メーカーならと考えられるかもしれませんが、日本の大手なんて世界から見れば家内制手工業程度の規模であり、スケールメリットなんてものは殆どありません。加えて加工用の乳は買取原価が安いので農家がいい顔をしないという理由で出荷量が普通の「飲用」より少ないということもあります。
コメントありがとうございます。酪農家の知り合いがいないので現場の状況はとてもに参考になりました。買取原価といえば日本では農協もあるので加工&流通経路と価格の関連も複雑に絡み合ってそうですね。
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