詳細については、上記リンク先を見ていただければと思うが、タイトルは「時間効率的な自転車トレーニング 少ない努力でパフォーマンスを上げるためのガイド」といったところ。
内容について細かに書くのは暴露になってしまうこともありルール違反だと思うので詳しくは触れないが、ただ「with Less Effort」というのは語弊があり、実際に本の中で進めているのは、「with Less Quantity and High Quality」であり、質を高めて量を抑える(=時間を節約する)練習法である。
時間効率を追求したトレーニング方法は、サラリーマンローディーである自分が追求している理論と目指すところは同じであり、トレーニング理論として共通しているところも多い。一方で、異なる部分や、この視点が抜けているなぁと思うところもある。
さはさりとて、「自分の考えが一番」という独りよがりな姿勢に凝り固まるのは盲目的になってしまっていけないし、進歩も改善もないので、トレーニングシーズンの時間を使って体験・評価してみることで、このトレーニング理論の有効性を見極めたいところである。
都合の良いことに、この中に「VO2 Max Booster Program」という14日間のトレーニングプランがある。これから実際に試して、最終的には良い部分を上手く自分のトレーニングメニューに組み込んでいければと思う。
ちなみに、「Time Effective Cycling Training」の基本的な理論スタンスとしては「高強度で質が高いトレーニング方法」ではあるのだが、はっきり言ってこれまで行ってきた自分のトレーニング方法や、Hunter AllenとAndy Cogganのパワートレーニング本「Training and Racing with a Power Meter」の巻末のトレーニングメニューの方がよっぽど高強度であったりする。
実際に、初日のトレーニング(というより初日はVO2Maxのパワー測定がメインだが)では、1時間でTSSが60.4。
一昨日の192bpmまで追い込んだトレーニングがウォーミングアップとクールダウン含めて1時間あたりTSS98.6、昨日は94.6であったことを考えると、随分とTSSは低い。
とはいえ、初日はこんなもんかというところであるし、VO2Maxのパワー値は今後のトレーニングのメルクマールになってトレーニングメニューの目標パワー負荷に直接影響を与えるため、トレーニング全体のTSSは気にせず、VO2Maxの測定に全力と全神経を注ぎ込むことは合理的といえる。
それに、一概に「高強度=高効率」とは言えないところもある。Sweet Spotのように、単に高強度というのではなく、パフォーマンス向上に役立つ効率的な負荷ポイントもあるのかもしれない。
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