まずはパワーメーターの電池切れ。
電池切れ自体はたいしたことでは無い。
交換すれば済む話だし、パワーなんて単なる情報のフィードバックでしかなく、ペダルを回すことには影響しないので、“パワーくらい表示されなくてもトレーニングに支障はない”。
と思っていた・・・。
のだが、パワーが取れないと思うと、トレーニングをしようとするモチベーションが一気に下がってしまった自分に驚く。
カレンダーの日めくりや、一日一日をマーカーでばってんするのと同じく、走った記録を残していくというのはモチベーションを維持するために重要なツールなのである。
走行距離をブログに載せたり、1000km走るといった目標を立てている人もいるが、「努力の積み重ねを目に見える形で記録し、残していく」というのはトレーニングの継続に必須である。
自分がログを取る目的は、分析というよりむしろ、そういった積み重ねの記録を残して行き、それをトレーニングを続けるモチベーションとして役立てることにこそ意味があるのだろうと感じたのであった。
■ログを取る目的
もう少し掘り下げて考えてみたい。
ログの本来の目的は分析であり、自分も追い込んだレースやトレーニングの比較をして、TrainingPeaksのQuadrant Analysis等を使った最適ケイデンスや体調が及ぼすパフォーマンスの変化をチェックしたりもしている。特にレースの分析はセグメントや区間ごとにパフォーマンスをチェックできるので今後のペース配分やトレーニング計画に活かすこともできる。
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が、一方で、上記の分析はレースや一部のトレーニングのときのみであって、普段取っているログを毎回分析しているわけではない。例えば自転車通勤だけでも平日朝晩の一週間で10個溜まって行くわけで、仕事が終わって帰宅して、家族とのプライベートの時間もある中でそれらのログを逐一分析していくのは逆に効率を悪くし、それで睡眠時間が削られでもしたら本末転倒になる。
ということで、ライドごとにログをとっていくと、少なく見積もっても1年に500個以上は溜まるわけだが、そのうち時間をかけて詳細まで分析するのは多くても1割以下なので、いわばほとんどのログが「分析用」ではなく「記録を残すことによるモチベーション維持用」になっていると言える。
学生時代に運動部に入っていた人は同じような経験があるかもしれないが、腕立て伏せ200回のような、ウエイトトレーニング理論上は非効率で意味がないようなトレーニング(というよりしごき)でも、それをやり遂げることで、あれだけのことも耐えきれたんだから何とかなるという自信なりやる気に繋がる効果がある。ログを取ってGarmin Connectなりにアップロードして、カレンダーの色が埋まっていくのも同じような効果があるのであろう。
ただ、すべての目的はレースで勝つことであり、タイムを縮めることであり、パフォーマンスを向上させることであるので、エンジンの性能向上に繋がるのであれば、モチベーションアップ目的で利用するのもある意味「正当な使い方」なのかもしれない。
ログを取るという点ではパワーメーター以上にガーミンの有用性が高いですな。
返信削除注文したパワータップが届いたら少しずつパワートレーニングも始めていこうと思います。
基本、パワーメーターはサイコンとセットなのでパワーメーターのパワーを表示するためにはサイコンが必要になります。CycleOpsはJoule、SRMも自社ブランドのサイコンがありますが、ANT+であれば互換性があるのでGarminでもどれでも表示できる情報は似たり寄ったりになってくると思います。といってもGarminの地図表示はさすがカーナビメーカーだけあって差別化されてますが。
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