子どもを撮りたい目的で・・・
先日は家族を連れてペンシルバニア州とニュージャージー州の州境にあるデラウェアウォーターギャップまでサマーキャンプに行ってきた。
それに備えてふと物欲が沸いたのがドローン。
郊外の大自然の中で遊ぶ子供を空中から360度回って撮影できたらいい画がとれるに違いない・・・!!
そう思ってドローンをいろいろ調べる。
もう1つの目的
ちなみにここまでだと家族想いのいい父ちゃんだが、実はその先にもう1つ妄想しているのがある。
それは自転車ライドの撮影。
平坦のレースやライド撮影では、安価な小型ドローンでは速度が追いつかないだろうが、ヒルクライム撮影とかならいけるんじゃないだろうか。
調べてみるとFollow Meという機能があり、スマートフォンであらかじめ対象(例えば自分)をターゲット設定しておくと、その対象をロックオンして追ってきてくれるというものである。
さらに自動で障害物を避けながら追跡してくれるものもあり、これならヒルクライムで走っている自分を斜め上から鳥瞰的に撮影できそうである。
そうなると、単に画になるという以外にも、普通の自撮りアクションカメラでは不可能な、自分の体全体を撮影したり、フォームやペダリングなどももっと全体的に確認することができる。
まさに夢がひろがりんぐな感じ・・・。
ちなみにすでにスキーでFollow Meを使って撮影している動画がYouTubeに上がっているが、DJI系のFollow Meでは初期設定時より高度を下げられないという制約があるため、どんどん対象が遠ざかっていって最後には木々に隠れた段階で対象ロストするという状態になっている。
この点、ヒルクライムであれば高度はむしろ上がっていくので問題なく追跡できそうである。
とはいえFollow Me機能があるドローンは高級機種で重量があるため、今回の試し使いには合わず、現段階では将来の妄想の域を出ない。
重量制限
そう、ドローンは重量によって規制が変わるのである。
日本では航空法の規制によって個人で登録なしで使えるのは200g以下と決まっている。
アメリカの規制を調べてみると、FAA(Federal Aviation Administration、連邦航空局)のサイトで詳細に記載されていた。
簡単に言うと、「250gより重いドローンを使う場合はこのサイトから登録してください」と書いてある。
そう、250g(0.55ポンド)以下なら登録不要になる。
しかも「このサイトから」と買いてあるとおり、オンラインで登録可能で費用はたったの5ドル、時間も5分とかからないらしい。
ちなみに後になってから思ったのだが、飛ばしていて登録云々を聞かれることも考えたらむしろ登録した方が安心かもしれない。
登録を済ますとこんな登録証をプリントアウトできて、これを携帯すれば公明正大にドローンを飛ばせるわけだから、5ドルで3年間有効、かつオンライン完結ならむしろ安心のために登録してもいいくらいである。
それなら別に重いドローンでも構わないのだが、今回は登録不要な250g以下のドローン、Telloに目星をつける。
Telloという100ドルで買える小型ドローンを手に入れる
Telloは日本でも発売されているのでレビューサイトをいくつも見つけることができる。
ということで詳細は省くが、比較的新しく発売され、ドローン初心者にはうってつけと言われるドローンである。
値段も100ドル以下ということで初めて買ってみる分にはそこまで財布も痛くない。
すでに週末にはサマーキャンプに行くことになっていたので、近所のウォルマートに在庫があるのをネット上で確認してから店舗へ脚を運ぶ。
と、ドローンがガラスウインドウに飾られていて、その中にTelloもある。
価格は99ドルと安い。
周りのドローンと比べて安さとコンパクトさが目立つ。
近くにいる店員を呼び止めて在庫をみてもらう・・・。
ところが倉庫を見に行ってきた店員が戻ってきて「在庫切れだ」と告げられる。
ネットでIn Stockってなってるよと画面を見せるが、おそらく売り切れ情報がアップデートされていないとのこと。
がっかりしてドーナツとプロテインバーだけ買ってウォルマートをあとにする。
家に帰ってからネットで注文。
同じくウォルマートのサイトで購入。
自分はアマゾンのプライムメンバーではないので2日配達ができないが、ウォルマートでは会員登録不要で2日配達をしてくれるので助かる。
Telloを試すものの・・・
サマーキャンプに行く前日に到着。
期待しながら開封。
GPS機能はないものの、この底面についている2つのレンズでホバリングを実現している。
充電後、さっそくスマホアプリをインストール。
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ちなみに箱には本体と充電池くらいしかなく(充電ケーブルすらついていない)、スマホ経由でコントロールする。
WiFiで接続して起動。
離陸や操縦をとりあえず家の中で試してみる。
けっこう大きい音がするのに驚いた。
アメリカだからいいものの、日本のアパートとかだったら夜試すには騒音が気になるレベルかもしれない。
大きくて甲高いプロペラ音に気付いたのか、子どもが二階から降りてきてホバリングしているドローンを物珍しそうに見ている(まあ自分自身こんなに近くで見るのは初めてなので珍しい)。
さっそく写真をと思って写真を撮る。
そして動画も撮ってみる。
ところがその画像とビデオを保存しようとすると、何も撮られていないことになっている・・・。
何度試してみても不可。
Android OS 4.4以上という最低要件は満たしているのだが、スマホの機種によって相性があるようで、ネットで調べてみると同じように操作はできるけど写真やビデオが保存できないというエラー報告が見つかる。
一縷の望みをかけて、Nokia、LG、Huaweiと家の中にある全てのAndroid対応機器で試してみるが駄目。
Huaweiのタブレットではできたという人もネットにはいたが、自分のモデルでは動作が不安定で、1回だけ飛行前状態での撮影は成功したが、それ以降は何度試してもうんともすんとも言わず・・・。
結局、相性不具合で動作不能ということで返品。
幸いアメリカでは(店にもよるが)箱を開けたり使ったあとでも返品可能なので助かる。
ウォルマートのオンラインストアで買うと、返品は郵送でも店舗持込でも対応してもらえるので、直接店舗に持ち込んで返品完了。
子ども用の電動自転車を返品しにきている人もいた。というか箱がこんなになっても返品できるとは・・・。
せっかくだからドーナツを買って帰宅。
こうしてほろ苦いドローンデビュー未遂が終わったのだった・・・。
いつかリベンジしたいものである。
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