ブロンプトン計量化:Tバッグをバックパックに

ブロンプトン卒業は難しそうだし一夕一朝にはいかなそう。

まずはできるところから自転車通勤を快適にということで最初のターゲットはバッグ。

通勤ではいつもTバッグを使っている。

断るまでもないと思うが、ここでいうTバッは下着のTバッ(T Back)ではなくT Bagというブロンプトンのバッグの一種類である。

というかレーパンの下にTバック履いて通勤してたらまるで変態である(着替え後のパンツの中がTバックというのもインパクトありそうだが)。

基本的にブロンプトンのバッグは「○-Bag」という名称になっており、○にはアルファベットの一文字が入る(と思って公式サイトを見てみると最近は違うバージョンもでてきているみたい)。

S Bag、T Bag、C Bag、O Bagなどがあり、たとえばO BagはOrtlieb製の防水バッグとなっており、自分が使っているT Bagはもっとも容量が大きい31Lというタイプ。

31Lといわれても実感が沸きにくいが、以前ホイールのリムが割れたときにタイヤつきのホイールを入れて運んだことがあるくらいいろいろ入る

容量の大きさからいえば大は小を兼ねるで助かっているし、いざとなればヘルメットも入るので持ち運びに便利だった。

さらにブロンプトンの場合、バッグをつけたまま折りたたむことができ、バッグの取っ手を持って転がせるのでその点でも便利だった。

が、いかんせん重い。

特にその「取っ手」が曲者で、実は取っ手の部分とつながって大きなアルミのフレームとなっていて重量増に拍車をかけていて空の状態でも1.5kg



なぜ自転車装着型のバッグにしていたか


これまで自転車装着型のバッグを使っていた最大の理由は重心位置

自分のペダリングは重力をメインにした重心ペダリングなので、重心位置の感覚は重要。

これをバックパックとか、自分で背負う系のバッグにすると重心位置がずれてしまい、そしてその感覚が身に染みについてしまうと、いざロードバイクに乗り換えてバックパックなしでレースに出たときに感覚が狂ってしまう。

そうでなくてもロードバイクに乗る機会がなくなり、自転車通勤がほぼ唯一の自転車トレーニングとなっているため通勤時でもその感覚を養うために重心位置は変えたくないというのがあった。

が、ブロンプトンはそもそもハンドル位置も違うし総合的に見たポジションはジオメトリも異なるので、重心位置へのこだわりはそこまで影響しないのかもしれないと思い直すようになった。

あとは汗。

バックパックだと背中がびっしょりになりそうだが、氷点下を向かえたニューヨークではこれから長い冬の期間に入るし、その心配は来年暑くなってから考えることにする。

そして今回変えてみようかと思った一番の理由はラン通勤による経験。

ランではそもそも自分の体に装着する以外に物を運ぶ選択肢がないので、着替え等をバッグパックを入れて背負って運ばざるをえない。

で、実際にラン通勤をしてみて、それがそこまで苦痛でも不便でもないことがわかった。

この成功体験が、自転車のバッグをバックパックにする心理的ハードルをずいぶん下げてくれた。

ノースフェイスのトレイルラン用バックパック


ラン通勤で使っているSalomonのAgile 6ではなく、前回日本に行ったときに買ったノースフェイスのトレイルラン用バックパック。



トレイルランニングパックの定番としてその名を知らしめたマーティンウィングシリーズの10Lモデル。レース用に開発された元祖マーティンウイングの背負い心地を継承し、ショルダーハーネスをタスキのように胸の高い位置で固定する型にすることでさらなる安定感の向上をはかりました。メインコンパートメントは詰め込んだ荷物も取り出しやすいサイドアクセス。腰へのフィット感を向上させたストレッチするヒップベルトも採用しています。容量を抑えたいロングレースやトレイルランのエントリーモデルとしても頼れるモデルです。

Martin Wing 10という横文字のモデル名だが、どうやら日本のみのモデルようでアメリカでは見つけられなかった。

もともとラン通勤用に買ったものの、まだこれに合うハイドレーションパックが手に入っておらず、給水が必須なラン通勤ではまだSalmonのAgile 6を使っている。



今回自転車通勤で使ってみたところ思っていたより快適で、特に腰のポケット(Salomon Agile 6にはついていない)に鍵類やスマホ、オフィスビルのアクセスカードキーが収まるので取り出すのも簡単。

自転車よりよっぽど上下左右に激しく動くトレイルラン用とあってか、ピタっと背中に張り付いてくれて全く邪魔に感じない。

他の荷物についてはライトの充電池や携帯ポンプはフレームに括り付けて、スペアチューブ、工具はサドルバッグに入れれば完了。

サドルバッグ等の追加分を差し引いてもTバッグから1kg近くの軽量化に成功

ただせっかくの軽量化もブレーキが戻らない状態では効果は半減。

やはりそっちの方をなんとかしないといけない・・・。

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