ブロンプトン乗り換え候補にDahon Visc D18 Disc

前回のエントリで検討した乗り換え候補条件を使ってブロンプトン乗換え候補を検索する・・・。

ディスクブレーキを最初の条件にしつつ、以下の条件も満たすものを探すことになった。
  1. 専用設計でない(サードパーティー製に交換可能な)ディスクブレーキ装備
  2. 専用設計でない(サードパーティー製に交換可能な)外装変速装備(たとえばロードバイクと互換性のある9速~11速のリアディレイラー)
  3. 折り畳んだ状態で転がして持ち運びできること
  4. 折り畳みサイズができるだけ小さいこと
やはり1、2に関連したブロンプトンの専用設計はメンテナンス性が悪く、シフターのインナーケーブルひとつとってもタイコ(先っぽのシフターに引っ掛ける部分)の形が専用設計なので通常のフラットハンドル用やロード(STI)用の汎用品が使えず、専用品を買うか汎用品をヤスリで削って使わないといけない。

変速機構もリアホイール部分のナットに組み込まれているため、パンク修理でリアホイールを外す際もまずはプーリー(チェーンガイド)を外して、次に内装変速用のシフターチェーンも取り外さないとホイールを外せない。これがロードバイクだったらクイックリリースで10秒以内で外せるし、そのたびにリアディレイラーやシフターケーブルを取り外す必要もない

折り畳みサイズの選択肢では前回探したようにETRTO 349の16インチで条件に合いそうなものがなかった以上、ETRTO 406の20インチを妥協ラインとして再度探すことにしたのであった。

ブロンプトンの乗り換え候補条件を再考する

そもそも小径車でディスクブレーキの折り畳みは多くないのか、20インチのディスクブレーキで検索すると一気に絞れ、現行モデルではDahonで該当なし、Ternでは3つとなる。

ちなみにDahonでは現行モデルでDisc Brake対応はIOS D9の1モデルだけで、24インチというホイールサイズでアウトとなってしまった。



一方で挑戦的なスペックが多いTernでは(油圧含めて)ディスクブレーキ対応のモデルも多いが、Vektronのように高い制動力が必要になる電動アシストモデルに装着されているケースが多かったり、Eclipseのように26インチモデルで大きすぎたりと一長一短


20インチでとなるとVergeのX11、S8I、P10くらいだが、S8Iは内装変速。よって外装変速モデルとなるとVerge X11とVerge P10に絞られる



が、ふと見るとVerge X11とVerge P10には「451 WHEELS」の文字が・・・。



そう、「16インチ」がETRTO(直径mm)305と349で複数存在※するように、「20インチ」にもETRTO 406と451の複数あり、Verge X11とVerge P10はどちらも大きいほうの20インチであるETRTO 451だったのである(※他にも330や340も「16インチ」になる)。

ただ、一般的に406の方が太いタイヤ(タイヤの高さも大きくなる)を履けるので太いタイヤを履いた場合のタイヤ装着後では実質的な(タイヤを含めた)直径の差は小さくなる



とはいえ、折り畳み後のサイズ比較を見るとやはり451は一回り大きくなり、それに雨や雪の路面でも走る街中通勤用としては太いタイヤの方が助かる。

人によっては451のフレームを406にサイズダウンしたりもカスタムしているツワモノもいるが、フレームの幅が406の太いタイヤと干渉したり、ブレーキ位置で調整に苦労したりとリスクも多い。

さらにDahon Visc D18 Discについてくるタイヤはシュワルベのビッグアップルという幅2.0インチ(ETRTO 50)の太いタイヤだが、1.35インチ(ETRTO 35)に履き替えてしまえばサイズをさらに小さくすることもできるので選択の幅があって潰しが効く。



ということでできるなら406サイズのホイールの方がいい。

とはいえこれ以上の選択肢がないので多少折り畳みサイズが大きくなってしまっても我慢するかと悩んでいたところ、Dahonのスーパーセール(という名の旧モデル在庫処分)でディスクブレーキ対応の406ホイールモデルを見つける。



ということで検討の末に行き着いたのがDahon Visc D18 Disc。



コンポーネントがSORAだったり、パーツのグレード的にはぶっちゃけ残念な部分も多く、最後までVergeと悩んだが、$2499のVerge X11や$1399のVerge P10に比べるとスーパーセールで$799というのも大きい。

価格で7万~13万円くらいの差が出るのに、高い方が折り畳みサイズが大きくなると考えるとDahon Visc D18 Discに軍配が上がった。

残念なパーツはどっちにしろドロップハンドル化してロードバイクのコンポーネントに変えるつもりなので、追加でまた何百ドル×幾つかかかると考えると最終的にはVerge以上のコンポグレードに落ち着くだろう(し、実際に11速のUltegra R8000系に変えたのでそうなった)


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