正伝三国志攻略:サーバー大統合と日本沈没について考える

世はまさに大統合時代

久々の統合、しかもこれまでの2鯖統合と違い、3鯖の大統合ということで一気に鯖内アクティブ数が増加する。

単純計算でアクティブ数がこれまでの3倍になるとすると、自動施政の採集や討伐被りも激増するだろう。

軍団増加で城バフの恩恵は少なくなるわ、勢力内の官職や爵位も今の状態をキープできない人が多くなるわで嫌がる人も出ると思われる。

こうしてみるとメリットは鯖内アクティブ数増加くらいでデメリットが多い。

そしてしつこく「鯖内」アクティブ数と書いている通り、統合でサブアカも整理されていくとゲーム全体のアクティブ数はこれでさらに減ってしまうだろう

結局、サーバー統合は副作用の強いカンフル剤的なもので、直近だけ活気を取り戻せるが長い目で見れば死期を早めるだけになる。

過疎化はおそらく全鯖のプレイヤーが感じていることで、特に各鯖の上位軍団幹部にとっては深刻な問題で、もはや戦争してる場合じゃないかもしれない。

こうなるとアクティブ数が増えても本気の戦争は少なくなるし、徹底的にやり合えば引退者を増加させるだけ。引退者増加が続けばその刃はサービス終了という形でプレイヤー自身に跳ね返ってきてしまう。

目先のゲーム内の勝ち負けではなく「ゲームに対してかけた金額や時間に対するゲーム体験の最大化」を目指すなら、如何にして引退者を出さないかを考えて鯖運営をしていかないといけない(本来はそれこそ運営が考える話しだが…)。

今後の日本鯖

アクティブが少ないので早く統合して欲しいという声は前からあった。

実際アクティブが少数&固定化してくるとマンネリ化するし、サーバー統合は新しい風が吹くということで歓迎したい面もある。

が、今回の大統合を聞いて一番衝撃的だったのは「そこまで過疎化が酷かったのか」ということ

たとえていうなら、体調悪いなとは思ってたけど実は末期癌で余命あと僅かだったみたいな…。

これまで3鯖対決だったクロスサーバー(軍団戦や闘技場)も2鯖になってしまうし、これで今度統合になったらクロスサーバーの概念自体が消滅してしまう。

8勢力で争うクロスサーバー勢力戦が国際版では実装されているが、ここまで過疎化が進行していると勢力戦が実装される頃には8勢力で分かれるほどアクティブがいないだろうし、そもそも実装される前にサービス終了される可能性の方が高い。

クロスサーバーの存在意義を考えると2鯖になった時点ですでに終着点で、もう風前の灯火と言っても過言ではないかもしれない。

勢力戦といった新機能は新たなモチベーションになるだろうと思っているし、軍団戦と同じく行軍令や耐久を気にせず戦え、微課金プレイヤーも含めて楽しめると思うのでそこまでゲーム自体が持ち堪えて欲しいものである。

が、今回の発表で過疎化の深刻さが露呈してしまった。

新規サーバーの新設は昨年4月16日の第12鯖が最後となっているので新規流入も全く期待できず、遅かれ早かれサービス終了は確実だろう。

となると我々は、せっかくここまで育ててきた戦力が消滅するのを座して待つしかないのだろうか…

希望と救済策

今の日本鯖の状況を末期癌患者に例えたが、最近の例としては中国恒大集団の債務不履行ニュースを思い出す。

正伝三国志という無期限利付き債を保有していたが、市場の予想を上回る経営危機を発表して社債価格が急落したようなものである。

まともな投資家だったらいち早く損切りしてポジションをスクエアに戻したいところ…。

が、ひとつ忘れてはならないのは正伝三国志はあくまで日本法人でしかなく、経営状態良好な親会社がいること。

ここでおさらいしておきたいが、正伝三国志には「新三國 漢室復興」という香港、台湾を中心とした国際版(大陸や欧米のユーザもいる)と、「三国志威力无双」という中国大陸版がある

どちらもサービス終了とは無縁で、国際版は毎月のように新サーバーが追加されていて直近では2月18日に第47鯖が、中国大陸版も去年11月23日に第76鯖が追加されている。

中国大陸版は微妙に機能やイベントが違ったり、そもそも中国国内規制で時間帯制限や実名認証必須だったりと毛色が違うが、国際版の中身は日本版とほとんど一緒で、武将のグラフィックが一部違うくらい

日本版の未来がサービス終了しかないのであれば、サービス終了の代わりに海外版と統合させてもらえないだろうか…。

そう、去年放送された日本沈没のドラマのように…。


国際版のローンチは日本版開設より8カ月ほど先行しているが、ちょうど同じ時期で戦力が近い鯖と統合すれば開設時期の差も解消できる。

統合というより吸収合併&鯖移行のような形になるので、移民チケットのようなもので希望者だけ移民というか移籍できるようにするのもありだろう。

日本人にとっての最大のハードルは言語の壁だろうが、国際版のアプリストアには英語に対応して欲しいというコメントがあり、運営から多言語化を検討してますというメッセージもあった。

英語対応が実現されるかはともかく、日本語版はすでにあるのだから日本語化をするのは英語対応を一からするよりよっぽどハードルは低いはずである。

問題となるのはゲーム内のコミュニケーションだが、今の日本版でも国際版をやってる人がチラホラいるので中国語がわかる人が通訳になれるし、他のオンラインゲームでは海外のプレイヤーと戦うものだって普通にあるのだから許容範囲内だと思う。それにそもそも実際の戦争だって日清戦争なりで言語の違う者同士が戦ってるわけだからゲームでそれを体験できるのもまた一興である。

香港、台湾は親日が多いので合流される側にとっても歓迎する人がいるだろうし、逆に日本人を叩きのめせるとモチベーションが上がる人だっているかもしれない。

国際版ではプレイヤー母数も多く、鯖内バランスとか気にせずひたすら大暴れだってできるので日本の好戦的プレイヤーにとっても面白い話になりそうである。

ということで表示言語部分の日本語対応さえできれば十分実現可能な案だと思うが、そのためには日本版が過疎化しきる前に運営に動いてもらわないといけない。

開発にもそれなりに時間がかかることを考えれば、サービス終了可能性が一気に高まった今の段階こそ最後のタイミングかもしれない。

一人の声では弱いので同じことを考えている方がいたら是非とも運営に要望を出していただければ幸いである。

2 件のコメント :

  1. 中谷さくら2022年2月21日 16:12

    全く同意見です。国際版との合併以外に日本版の生き残りはないと思います。私も国際版をやってみようとフィリピンのSIMカードを中古のスマホに入れてグローバルにして、始めました。中国語は分かりませんが、漢字の推測と使う言葉が決まっているので、なんとかやってますが、コミュニティは確かにたいへんです。いつも参考にさせてもらっていました。国際版との合流、3、4鯖でも流しておきます。

    返信削除
    返信
    1. ありがとうございます。声が大きくなれば運営も無視できないというか、企業経営的にまだ日本ユーザーから利益を上げられると判断させることができれば動いてくれると思っています。
      ちなみにAndroidならAPKをアプリストア以外からダウンロードすれば日本の端末・アカウントにもインストールできると思います。私の場合はその方法で日本版インストールしてますので(^^;
      https://apkpure.com/%E6%96%B0%E4%B8%89%E5%9C%8B-%E6%BC%A2%E5%AE%A4%E5%BE%A9%E8%88%88/com.gamemorefun.sgztw

      削除