ペダリング考察:グレイロックからの踏力倍加計画
ペダリング&ポジション考察:オフシーズンからの踏力倍加改革
7.ポジションの改善による影響
ということで新ペダリングでこれまでの前乗りから後ろ乗りのプッシュバックペダリングに変えていくことにした。
前乗りから後ろ乗りに変更する際に直接影響が出るのはサドル高やポジション調整。
サドル自体のポジションや、サドルに座る位置を変えることで適切なサドル高も変わってくるし、何しろ使われる筋群が変わってくる。
実際にこれまで試していると、前乗り時はほぼ大腿四頭筋オンリーだったものが、プッシュバックペダリングではハムストリング(大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋)、大内転筋、大臀筋、そして腸腰筋と、多様な筋群が動員されていることが筋肉痛からもわかる。
ポジションが変わり、使う筋群も変わるのであれば、自転車のセッティング、パーツもそれに合わせて検討する必要が出てくる・・・。
8.ポジションの改善とそのためのキラーパーツ:引き足
そんなこんなで新たなポジションへのポジション改造計画をスタートさせたわけだが、後ろ乗りになるとハムストリングの筋群を使いやすくなるため、いわゆる引き足を使ったペダリングをすることにもなり、ポジション練習の一環として引き足のトレーニングも自転車通勤時に行いたいと思っていた。
そこで自転車通勤時にも使うためにSPDを導入しようと思い立ち、その結果、以前エントリしたアンケートとCrankbrothers Candy2の導入に至ったわけである。
自転車通勤用のSPDペダルを探して
SPD Pedal 探して
9.ポジションの改善とそのためのキラーパーツ:サドル改革
そしてもう一つ、前回の項目4で「サドルとペダルをコンタクトポイント」と書いた通り、TimeのXpresso12やCrankbrothersのCandy2でペダルは固定されている一方で、サドルについてもそういった固定力が欲しいなぁという思いに至る。
まず気になるのは、腸腰筋を動員しようと、ペダルにかかるトルクと対になるサドルを反力として、腰を押さえつけて引くように使おうとすると、ビブが引っ張られる感覚があることである。
ビブや腰がずれる分、力が逃げているということなので、滑り止め的なSomethingがあればいいのかと思った。
が、そういえばUCI規則で自転車の装備を規定している1.3.002のClarification Guideでこんな記述があった。
「adding a nonslip system on the saddle, no modification of equipment that is not conducted by the manufacturer is authorised by the UCI without prior approval.」
なんと、「サドルへの滑り止め」が名指しで認可項目になっている。
UCIでピンポイントで制限されてるくらいだから逆に言えば、滑り止めはそれだけ効果を発揮してしまうものなのであろう。
でも自分が参加するヒルクライムレースはUCIの規定に縛られないので思いっきり使うことができる・・・。
・・・。
ん・・・?!
「サドル」・・・
「効果がありすぎてUCIから禁止された」・・・
このキーワードで思い出すものがある・・・。
そう、あれは・・・・・・
伝説のサドルを求めて・・・第1話:Back to... le Tour 1986
滑り止めが禁止になったせいかPrologoからこんなサドルがアンサーとして出ていますね。今年以前はメカニックが滑り止めを直にサドルにつけていたらしいです。
返信削除http://www.prologotouch.com/prodotti/scratchprocpcnack.html
おおお!これは初めて知りました。UCI規定ではメーカー品ではなく後付けは認可必要としているのでそもそも完成品に滑り止めがついてればというのをまさに体現してますね。なんというかレーパンに削り跡がつきそうですが、意外と軽いですし・・・、これは試したくなってきます!
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